■誰を顧客とするべきか?■~影響を受け、影響を与える関係~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
顧客との関係を考えさせるための四つの問い。
①顧客は誰か?
レゴで形を作る時、いずれのピースとも組み合わせが可能である。
顧客も同じでその背後に大勢の関係者がいる。
自家用車の購入に例える。
休日にパパが運転をする。
車種はママが子供や友達などの意見を参考に決める、ファミリー仕様。
また環境問題や、メーカーのCSR活動についても検討するかもしれない。
価格はパパの収入の範囲でママが全体の家計の中で決定する。
そして購入後、パパの同僚やママの友達にその使い勝手を伝える。
これらのことを企業は知らなければならない。
そのためには、彼らを理解するだけでは十分でなく、
密接にかかわりをもたなければならない。
同時に、彼らが企業に対して、どのようなつながりを
もちたがっているかを知らなければならない。
「買い物の後ろには複数の人間がいる。
製品をランクづけするウェブサイトをはじめ、
無数の関係者がいる。
本人は認識していなくとも、
彼らの意思決定はそれらの人たちの影響を受けている。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第2章 すべては顧客を理解することから始まる)
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