■知識の性格変化■~デカルト的世界観からの移行~
おはようございます。 明るい空の川崎の朝です。 今日で2月は終わり、 明日からは早3月。 桜の季節も間もなくです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、100年前にある学問は、 動物学と植物学だけだったとする。 そして今日、有機化学と無機化学の 区別がなくなり、 生物学と心理学、経済学と行政学、 社会学と行動科学、論理学と数学、 統計学と言語学の境界も無意味になったと続ける。 これからは、学部、学科、科目の いずれもが陳腐化し、 理解と学習の障害になると考えるべきである。 今日、部分や要素に重きを置く デカルト的世界観から、 総体とパターンに重きを置く 形態的世界観への急激な移行が、 あらゆる種類の境界に疑問を投げかけている。 「知識の世界は流動してやまない。 今日の学部、学科、科目も、 間もなく意味を失う。 もともと、それらのうち 長い歴史をもつものはほとんどない。 100年前には、 生化学も遺伝子学もなく生物学さえなかった。 動物学と植物学があるだけだった。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)