■二冊のパンフレット■~犯罪は資本主義の産物~
おはようございます。 未明の高知、霧雨の朝です。 これから時々強く降る 一日雨の様です。 明日からは秋晴れが続きそうですね。 水曜日、今日も一日健やかにお過ごしください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 山のような文献のなかで、 私と同じ方向で考えていると 思われたものは、 二冊の薄いパンフレットだけだった、 とする。 著者はカール・ラウントという 聞いたことのない名前で、 二冊とも20ページほどだった、 と続ける。 それほど古くはなく、 1905年頃のもので、 表紙は赤、槌と鎌をあしらい、 社会主義インターナショナル叢書と 銘打たれていた。 「著者は、犯罪は資本主義の産物であって、 社会主義が確立した後にあっては、 存在しなくなるか、 少なくとも大きな問題では なくなるはずであると結論していた。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)