■刑罰の根拠は別のもの■~種類と重さは同じもの~
おはようございます。
快晴の高知の朝です。
こちらも朝晩はぐっと涼しくなってます。
しかし、日中は
30度近くになりそうです。
日曜日、良い休日を過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
法哲学と社会学の文献と出合ったが、
その大きな衝撃は、
その後に大きな影響を与えることになった、
とした。
そして、
アリストテレス、トマス・アクィナス、
ヒューム、ベンサム、ロスコー・パウンド、
エールリッヒ、そしてハンス叔父本人に至る
先人たちのいずれもが、
刑罰の根拠として別のものを挙げていた、
と続ける。
ドラッカーは、
それらが刑罰の根拠としたものは、
社会の報復、保護、浄化、更生、抑止だったが、
刑罰の種類と重さとなると、
それら根拠の違いにも関わらず、
皆が皆同じものを挙げていた、
とする。
「歴史上も、文化、文明、法律の
如何に関わらず、
死刑、四肢切断、追放、懲役、
禁固、罰金でほぼ尽きた。
あらゆる文化文明に
ほぼ同じ種類の刑罰があった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
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