■メイドエミーの話■~戦闘的な社会主義者~
おはようございます。
淡い青空の広がる川崎の朝です。
今日も気温上昇の模様、
熱中症に警戒が必要です。
火曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
マリア・ミュラーは、
伯爵に戒律を破らせたくなかったため、
彼の求婚を受け入れなかった。
ドラッカーは、
このような色々な情報を話してくれたのが、
メイドのエミーだが、
彼女の夫は刑事をやっていたが、
戦争で亡くなっていた、
とする。
そして彼女は、結婚中に夫から、
いろいろな事件の話を聞いているうちに、
人間の業、とりわけ男女関係に
厳しい目を持つようになった
戦闘的な社会主義者だった、
と続ける。
ドラッカーは、
その半面、彼女が言うところの
本物の人物に出会うと、
想像力が刺激される癖があり、
トラウン伯爵が彼女の言うところの
その本物だった、
とする。
「当然私たちは、
アルプスでの落石、
狂気の美女たる従妹との結婚、
大使館護衛隊隊士長の娘との
恋愛沙汰などは、
かなりの眉つばと感じていた。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
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