■『失楽園』と『ソネット』■~もう一冊でお開きに~
おはようございます。
小雨が降る、
涼しい川崎の朝です。
9月に入り雨が続く東京地方、
降ったりやんだりの
一週間になりそうです。
休肝日明けの水曜日、
今日も一日健やかにお過ごし下さい。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
マリアは、クリスマスと元日の午後、
ドラッカー家で楽曲のセリフと詩を語り、
朗読し、夕闇が迫る頃になると、
明かりが灯され、
軽い夕食をとった。
そして夕食の後マリアは。
朗読を再開するが、
必ずミルトンの『失楽園』を読み、
シェイクスピアの『ソネット』を二つ読んだ。
そこで一呼吸おいて
もう一冊を取り上げようとすると、
それを合図として、
着付け係のメイドが末席から進み出て、
深々とおじぎをし、
次のとおり伝えたところで、
お開きになるのだった。
「ミス・マリア、
明日はお忙しゅうございますので」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
コメント