■好きというよりも敬意■~オーストリア一の有能の士~

 おはようございます。


快晴の川崎の朝、

既にまぶしい陽が射し、

段々気温上昇中です。


連日のゲリラ豪雨、

今日も午後には危険性がありますので、

ご注意を。


金曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬





ドラッカーは、

他界した母が16,7歳の頃の

トラウン伯爵やマリアと

ロープでつながれた写真を見つけ、

段々と伯爵への関心を募らせていった、

とした。



そして、たしかに両親は、

マリア・ミュラーが好きで、

かつ皆と同じように魅了されていたが、

伯爵に対しては、

好きというよりも

敬意を払っていることに気付いた、

と続ける。



ドラッカーはあるとき、

父が母に向かって

こう言うのを聞いた。



「『マックス・トラウンはオーストリア一の有能の士だね。


 引っ込んでいるなんて残念だよ』。


 これに付け足すように母がつぶやいた。


 『引っ込んでいなければならないなんて』」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)

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