■ビール2、セックス1のカクテル■~職業に関する偏見~
おはようございます。
雲の多い川崎の朝です。
秋晴れが待ち遠しい空模様が続きますが、
今日も午後には雨予報です。
今日から連休、天気の急激な変化、
コロナ予防には十分注意して下さい。
土曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
当時の大学卒業に必要なことは、
四年間在籍して
卒業試験に通ることだけだった、
とした。
というわけで、
当時の法学生は、
四年間朝から晩まで
法律を勉強しているわけではなく、
ビール2、セックス1のカクテルで
心地よく学生生活を
エンジョイしていたが、
ドラッカーは、
そのようなカクテルならば
大学一筋の生活である
必要はないと思っていた、
とする。
とはいえ、
就職するということは
職業を持つことだった、
と続ける。
ドラッカー家は、
イギリスの紳士方が
他の階級を見下すような
偏見は持っていなかったが、
伯母の再婚相手の
大手材木会社社長の話をするときは、
将官にまで昇り詰めた
元軍人であったものを、
軍そのものがなくなってしまったために、
家業を継いだ人である旨を説明していた。
「あるいは私の父の親しい友人で
大手繊維会社社長を人に紹介するときには、
元々は個展まで開いたことのある風景画家であって、
父親が亡くなったために
家業を継いだ人であることを付け加えていた。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
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