■募る伯爵への関心■~母と結び付けた山登り~
おはようございます。
青空に薄っすらと
雲が浮かぶ川崎の朝です。
日中は真夏の暑さですが、
朝晩の空気は、
時々秋を感じることもありますね。
木曜日、今日も健やかな一日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ドラッカー家のメイドであったエミーの話は、
空想でなく本当の話だった、
とした。
そして、
あの山での事故も
本当にあったことで、
二人とドラッカーの母を
結び付けたものも山だった、
と続ける。
ドラッカーの母は、
若い頃ロッククライミングを
趣味としており、
当時は、山登りが若い人たちを
結びつけていた。
ドラッカーは、
ずっと後、母が他界したとき、
16,7歳の頃の彼女が、
事故前の端正な顔の
トラウン伯爵やマリアと
ロープでつながれた写真を見つけたが、
伯爵が瀕死の重傷を負った
あの事故で助けられた若者が、
母と仲のよい従兄だった、
とする。
「その従兄は事故の数年後、
イタリア戦線で戦死してしまったのだが。
こうして私は、
伯爵への関心を募らせていった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
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