■マリアに改めて求婚したが、■~戒律を破らせたくはなかった。~

 おはようございます。


曇り空のところどころに、

青空が覗く川崎の朝です。


強力な台風10号は、

日本海に抜けたようが、

しばらくは全国的に影響が

残りそうです。

お気を付けください。


月曜日、今週もよろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




帝国時代のオーストリアでは、

精神の錯乱による離婚は

認められていなかったため、

離婚と再婚はできなかったが、

戦争に負けて帝国が共和国に変わり、

法的に離婚と再婚が可能になった、

とした。



そして、伯爵とマリア・ミュラーは、

裏手の階段でつながった

同じ家の別の階に同棲することになった、

と続ける。




ドラッカーは、

やがて戦争に負けて帝国が共和国に変わり、

法的に離婚と再婚が可能になり、

伯爵は改めてマリアに求婚したが、

彼女は応じることができなかった、

とする。




「彼女自身は、カトリックと言っても


 久しい前から形ばかりになっていたが、


 伯爵のほうは、教会に通っていた。


 彼女は、彼女のために


 戒律を破らせたくはなかった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)

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