■労働者の完全な奴隷化■~戦闘適性にもとづく~
おはようございます。 日差しの明るい川崎の朝です。 安保法案が予定通り 成立に向け参議院に送られた。 憲法違反、強行採決という 国民の声が高まる中、 安倍さん堪らず!という印象だ。 それまで政治に関心の無かった、 いわゆるノンポリの女性や学生たちの 集会、デモも熱を帯びてきている。 最近のギリシャでのデモを見るまでもなく、 海外の多くではこの様な事態に 敏感に反応し活動を行う。 主体は国民ということの意思表示だ。 これを機に根付くだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 軍国主義において、 全ての職業は、軍事的な位置づけと 役割を持つ。 新聞記者も軍の制服を着ける。 雇用主の権威も、精神的、技術的な 戦闘適性にもとづかなければならず、 違反すれば軍法会議に引き出される。 軍国主義は、マルクス主義のいう ”収奪者による労働者の完全な奴隷化” と同じである。 労働者の自由を奪い、 労働組合を抑圧し、 ストライキを許さない。 そして、辞職や転職を許さず、 無許可での転居や出国もさせない。 こうしてマルクス主義理論の予言どおり、 社会的、政治的プロレタリア化が成就する。 「雇用主も、もはや自由に行動することも、 管理することもできない。 命令に対しては、 社会全体のためとしてであっても 異議を唱えることを許されない。 相談もなく、説明もない。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)