■資金及び労働力の供給不足■~移転支出としての消費~

おはようございます。

未明の川崎の朝、
暗くてよく見えませんが、
雨の模様。

この雨、午後には上がりそうです。

月曜日、今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


「乱気流の時代」を生き延びるために必要な、
四つの考え方。

その二、資源の生産性を上げること。


ドラッカーは、
あらゆる資源が不足をきたす原因は
需要サイドと供給サイドの二つがあるとし、
需要サイドにおいては、
機会のすべてが資本集約的だとした。


そして、一方の供給サイドでは、
資金及び労働力の供給が不足する、
と続ける。


資金不足の原因としては、
先進国の人口構造の変化を受けて、
これまで資本形成の原資となっていた個人貯蓄が、
定年退職した高齢者の扶養に回されるために、
資本形成が低迷するからだとする。


あらゆる先進国において、
人口が最も増加する年齢層は、
85歳超人口となり、
高齢者の年金は消費財に消費される。



「彼ら高齢者が社会の資本形成に

 参画することはありません。

 得た金はそのまま消費する。

 年金は消費財に消費される。

 個人貯蓄は、経済学者が

  移転支出と名づけるものとして消費される。

 こうして、資金は不足していくのです。」

~P.F.ドラッカー
「われわれはいかに働きどう生きるべきか」
(第8章 乱気流の時代を生きる)






















































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