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■情報の専門家の仕事■~どれが情報と言えるのか~

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おはようございます。 台風15号が首都圏を抜け、 現在千葉方面を通過中。 急激に風雨が強まるコンパクト台風、 被害の状況は明らかになっていないが 記録的な強風による建物の損壊は いくらか報道されている。 幸い人的被害があまり聞かれない。 7時現在、すべての電車が止まっている、 再開時の混乱が怖い。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 私にはどんな情報が必要なのか、 私にとって情報とは何なのか、 という問いかけを 真剣に考えなければならない、 とした。 そして、これこそ、 我々が経験したことのない作業なのだ、 と続ける。 組織で働いている友人を見ると、 相も変わらず、データを集めるのが 情報の専門家の仕事だと思い込んでおり、 彼らは、情報を集める方法はわかっているのに、 何を集めるべきか、また集められるのかを まったく考えていないとする。 そのようなわけで、 我々の組織の内部には、 情報の専門家と経営陣との間に 独特のよそよそしさが存在しており、 基本的に一方が相手を バカだと思っているだけでなく 意地が悪く、油断すると 妨害しかねないと思っている。 「どちらかと言えば、  情報の専門家のほうが  経営陣よりもその言い分は正しいでしょう。  なぜなら、  「何が私のこの仕事に必要なのか。  この膨大なデータの中で、  どれが情報と言えるのか、  何が仕事と関連があるのか」  を考えるのが、  経営陣の仕事だからです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 情報を基盤にした組織)

■組織の中で実践する術■~情報ではなくデータのやりとり~

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おはようございます。 今朝も青空、すでに気温上昇 今日も暑い一日になりそうです。 台風15号が接近中、 今晩から明日未明に 関東辺りに上陸見込み。 明日の通勤時間帯にかかりそうですね。 要注意です。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 優秀な専門家は、 どの情報が自らの仕事に 必要なのかを判断し、 どうすればその情報が得られるかが わかっている とした。 そして、私たちは、 これを組織の中で実践する術を 学ばなければならない、 と続ける。 ところが今、 私たちの情報システムを観察してみると、 基本的に選別の作業を忘れていて、 できる限り大量の情報をかき集め、 できるだけ多くの人にそれを 配布しているだけにすぎない、 とする。 「つまり、そこでは情報ではなく、  データがやりとりされているのです。  私たちは、  「私にはどんな情報が必要なのか。  私にとって情報とは何なのか」  という問いかけを真剣に考えなければなりません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 情報を基盤にした組織)

■自分の専門領域で学ぶ■~どの情報が必要かの判断~

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おはようございます。 今朝も夏空、 昨日から夏に逆戻り、 今日も暑そうですよ。 娘一家が明日から沖縄旅行。 台風13号の名残で荒れそうだ。 一方東京地方は明日の午後から 台風15号の影響が出る。 いずれにせよ台風には気を付けましょう。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 情報とは知識に転化できる 仕事につながるもので、 知識とは実践の場で 活用される情報のことなのだ、 とした。 そして、専門家はたいてい、 自分の専門領域でこの事実を 学んでいると続ける。 ドラッカーは、次のとおり例える。 経験豊富で優秀な医師をつかまえて、 「患者の治療を始めてから最近までの25年間に、 先生は実際に何を学んでこられましたか」 と聞いてみてみると、その答えは、次のとおりだろう。 「医科大や研修医や医学実習生時代に  頭に詰め込んだ膨大な量のデータの中で、  どの情報が治療に必要なのかを  判断することを学びました。  今では、どうすれば目の前の患者を治療するのに  必要な情報が得られるかがわかっています。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 情報を基盤にした組織)

■知識に転化し仕事につながるもの■~実践の場で活用される情報~

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おはようございます。 久し振りの青空、 まぶしい陽射しの朝を迎えました。 台風は早くも15号を数えるが、 週末から来週頭に関東地方を目指して北上中、 進路に注意が必要です。 今日は晴れ、 暑い一日になりそうです 今日もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 情報は多ければ多いほど良い、 と考えるのは人間の性だ、 とした。 しかし、情報が全然 珍しいものではなくなったとき、 すぐに思い知らされるのは、 情報は少ないほうが多い、 多いほうが間違いなく 少ないことだ、 と続ける。 さらに、大切なのは質であり、 情報は選別されなければならないことも 教えられるとする。 「情報とは、知識に転化できる仕事に  つながるものです。  そして知識とは、  実践の場で活用される情報のことなのです。  この事実を学ばなければなりません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 情報を基盤にした組織) v

■データの洪水におぼれる■~情報を管理し活用する経営~

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おはようございます。 うっとおしい曇り空、 涼しい朝ですが、 なかなかな秋晴の朝は来ないですね。 一昨日は横浜で雷雨、 今日もいつどこでもゲリラ豪雨の可能性あり、 お気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今我々は、 情報ではなくデータの洪水に、 おぼれかかっているとする。 そして、ドラッカーが昔、 ハンブルクにある輸出会社に 研修生として働き始めた時、 オフィスでは羽ペンを使っていた、 と続ける。 当時、情報と呼べるものは 鉄道の時刻表だけで、 これ以外にまともなものは何もなく、 基本的に、 情報が手に入らない状態を前提にした 経営手法を学んだ、 とする。 「これからは反対に、  情報を管理し活用する経営が  求められるでしょう。  情報は多ければ多いほどよい、  つまり大切なのは量、  と考えるのは人間の性です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 情報を基盤にした組織) v

■情報を基盤にした組織■~命を吹き込み普及させる責任~

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おはようございます。 うっとおしい曇り空、 ぐっと涼しい朝ですね。 日中も25度まで、 過ごしやすい一日になりそうです。 週中日、残りも頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカー、 この講演のスポンサーである ブリタニカのおかげで、 話しできることを大変光栄に思っているとする。 そして、研究や教育、知識活動に携わる者には、 それに命を吹き込み、 世の中に広く普及させる責任がある、 とずっと信じてきたからだと、 冒頭に挨拶をする。 周りの人を遠ざければ遠ざけるほど、 自分の知識や情報が豊富になるという風潮は、 卑しい奇異な考えであると共に非生産的なもので、 情報や知識の普及を図る仕事の領域で、 最も歴史があり最も著名な企業である ブリタニカの主催による場で お話ができることを、 心から光栄に思っているとする。 「ブリタニカはゆうに200年以上にわたって  この事業を続け、教育や自己啓発、  そして情報の普及促進に  取り組んでおられる企業なのですから。  そこで、私がお話しするテーマで  この場にぴったりなのは、  情報を基盤にした組織、  ということになるでしょう。  これ以外にはありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 情報を基盤にした組織) v

■コミュニケーション不足の現象■~力を発揮する責任~

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おはようございます。 スッキリしない空模様が続きます。 秋の声も聞く中まだまだ夏の気候、 雷雨にご注意です。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織は懐の深い存在であり、、 個人の性格的な問題は ほとんど聞こえてこない、 とした。 そして、どの組織でも 共通に見られるのは、 自分の隣にいる人が、 教えてもらったことも、 尋ねたこともない人であるため、 何をしているのかわからない、 というコミュニケーション不足の 現象なのだと続ける。 だから、隣の人はたとえ話さなくても、 自分にもよく把握できる 仕事をしているはずだと思い込み、 その思い込みから外れたことをしたときには、 その人をバカか意地悪のどちらかだと 考えてしまうこととなる。 しかし、それは違う。。。 「隣の人は自分のテンポで進んでいるだけで、  その仕事の内容を周りに知らせた経験もなければ、  周りがその話を聞くこともなかっただけです。  だから、これからの私たちは、  個人個人に対して、  ある仕組みの中でそれぞれが力を発揮する責任を  大いに要求しなければならないのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ますます複雑さを増す大組織のマネジメント) v