投稿

■政府の病は重い(1)■~国民は政府を尊敬も信頼もしていない~

イメージ
 おはようございます。 小雨が降る高知の朝です。 この雨ももうすぐ上がり、 日中は晴れ間も見えそうです。 猛暑にはならないようですが真夏日、 熱中症には気を付けましょう。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ネクスト・ソサエティ』から ドラッカーは、 先進国の政府のうち、 今日まともに機能しているものは一つもなく、 米、英、仏、独、日のいずれにおいても、 国民は政府を尊敬せず、 信頼もしていないとする。 上田さんは、 今日の政府は400年前にかたちができたが、 16世紀末に登場した 国民国家とその政府は 当時最高のイノベーションだったとする。 そして事実、そのかたちは 200年で世界中に広まったが、 19世紀の後半、 社会の力によって社会を救うという 何種類かのイズムが広がり、 挙げ句の果てに政府は 万能だということにされた、 と続ける。 「しかし、  政府にはできることとできないことがある。  特に現場の仕事が恐ろしく苦手である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 5 公的機関の役割の変化)

■テクノロジストのための教育を(2)■~体系的で組織だった教育~

イメージ
 おはようございます。 昨日夕方からの強い雨の名残で 少し降ってますが、 東の空から少しずつ 明るくなり始めた高知の朝です。 一日曇ってむし暑い一日になりそうです。 熱中症には気を付けましょう。 金曜日、今日もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から 上田さんは、 先進国の一員であり続けたいのならば、 ものづくりから離れるなど もってのほかである、 とした。 そして、 純粋の知識労働者を持つだけでは、 最先端を進むことは不可能であり、 たとえばインドは、 質量ともに世界最高水準の 医師とプログラマーを擁する、 と続ける。 他方、知識のない、 低賃金で働く肉体労働者は、 途上国に豊富にいる。 ドラッカーは、 テクノロジストについての 体系的で組織だった 教育が行われているのは ごくわずかの国でしかないとし、 さらに続ける。 「したがって今後数十年にわたり、  あらゆる先進国と新興国において、  このテクノロジストのための教育機関が  急速に増えていく。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)

■テクノロジストのための教育を(1)■~知識労働と肉体労働の両方を行う~

イメージ
 おはようございます。 小雨が降る高知の朝です。 今日は一日雨、 真夏の暑さは一服、 いくらか過ごし易そうです。 木曜日、今日もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から ドラッカーは、 きわめて多くの知識労働者が 知識労働と肉体労働の 両方を行うとする。 そして、 そのような人たちを テクノロジストと呼び、 テクノロジストこそ 先進国にとって唯一の 競争力要因であると続ける。 上田さんは、 知識に裏づけられた技能を使いこなす者が 無数に必要とされるようになったが、 それは技能者というよりも テクノロジストであるとする。 ドラッカーは、 若者の中でも有能な者、 知的な資質に恵まれた者、 聡明な者にこそ、 テクノロジストとしての能力を 持ってほしいという。 「先進国の一員であり続けたいのならば、  ものづくりから離れるなど  もってのほかである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)

■経験を積んでからの学び(2)■~必要とする知識~

イメージ
 おはようございます。 高知の朝、 天頂に小さく半月が浮かんでます。 雨も上がり、 さわやかな空気が漂ってます。 この晴れ間も昼まで、 午後はまた降りそうです。 雨具は必携です。 水分補給もお忘れなく。 水曜日、今日もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から 上田さんは、 経験を積んだあとのほうが 勉強できる科目は多く、 その一つにマネジメントがある、 とした。 そして、 仕事の意味を理解できるのは、 目標を設定し、 人を組織し、 コミュニケーションを図り、 動機づけを行い、 仕事を評価し、 人を育成したことのある者だけである、 と続ける。 さらに、 そのような経験がなければ、 マネジメントに特有の仕事として 提示される細目も 理解することはできないとする。 水に入ったことのない者、 水圧を体感したことのない者に 泳ぎを教えることは至難である。 ドラッカーは次のとおり説く。 「重要な科目ほど経験を積んだ後のほうが学びやすい。  しかも、それらの科目の多くは、  まさに経験を積んだ者が必要とする知識である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)

■経験を積んでからの学び(1)■~学ぶに適した時期~

イメージ
 おはようございます。 既に厳しい陽射しの高知の朝です。 昨日は雷も混じる雨の一日でした。 今日は時折雲が出そうですが、 晴れの一日になりそうです。 熱中症に気を付けましょう。 火曜日、今日もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から ドラッカーは、 社会人教育の発展が意味することの一つは、 科目のそれぞれについて 学ぶに適した時期があるとする。 そして、 実社会において 経験を積んだあとのほうが 効果的に学ぶことのできる学科は、 やがて学校に戻ってくるまで 勉強を延ばしておくべきだ、 という。 というのも、 学校に戻ってくることが 確実な世の中に なりつつあるからである、 と続ける。 「経験を積んだあとのほうが  勉強できる科目は多い。  マネジメントがその一つである。」 「人は、  人生のいかなる段階にあろうと、  さらに高度な知識労働への道を  開くことができなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)

■学校へ戻るという選択肢を(2)■~継続学習が目指すもの~

イメージ
 おはようございます。 朝から本格的な雨が降る高知、 雷が鳴り始めました。 この雨はやまない様で、むし暑い一日になりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から 上田さんは、 人は人生のいかなる段階にあろうと、 さらに高度な知識労働への道を 開くことができなければならない、 とした。 そして社会は、 年齢にかかわりなく いかなる人をも受け入れなければならず、 そのようにして組織の多様性も 確保されるのだと続ける。 さらに、 知識が仕事に不可欠になったからには、 継続学習、 すなわち成人を何度も 学校に帰らせることが必要になるとする。 今日すでにあらゆる分野の人たちが、 自らの再教育のために学校に戻り始めた。 ドラッカーは、 次のとおり明言する。 「学校と生活は切り離されたものではありえない。  学校と生活は相互にフィードバックし合う  有機的なプロセスとして結合される。  これこそが、  継続学習が目指すものである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)

■学校へ戻るという選択肢を(1)■~きわめて意欲的な学生となる~

イメージ
 おはようございます。 曇り空の高知、 涼しい朝です。 これから雨、 むし暑い一日になりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から ドラッカーは、 学習が、大人になればやめるものでなく、 生涯継続すべきものとなったからには、 学校もまた継続学習に向けて 組織されなければならない、 とする。 上田さんは、 まもなく、 あらゆる者が数年ごとに 学校に戻ることが当然となり、 成人が学校に戻ることが 常識になるとする。 そして、 そのとき彼らは、 その強い動機づけのゆえに きわめて意欲的な学生となる、 と続ける。 「人は、  人生のいかなる段階にあろうと、  さらに高度な知識労働への道を  開くことができなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)