∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■業績をもたらすもの■

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■事業はなにか。何であるべきか ~2 業績をもたらすものの■

ドラッカーは「創造する経営者」の中で、企業が成果を上げるためにはいくつかの領域で自らに問いかけを行い、
「自社は適切な事業を行っているか。」、
「自社の事業はなにか。何であるべきか」を知る手がかりとする必要があると提示している。

≪業績をもたらすもの≫
「事業がその製品に対して支払いを受けるということは、あまりにも明らかであって、忘れられることはない。
しかし、製品には市場がなければならないということは、明らかでありながら、しばしば忘れられる。
さらに製品を市場に届けるには、流通チャネルがなければならないということも忘れられる。」
業績をもたらす領域は、サービス・製品、市場、流通チャネルの3っつでありそれぞれが収益をもたらすと同時にコストも発生させる。
それらの領域のなかで、市場と流通チャネルは企業の外部に存在し企業のコントロールから外れた位置にあるため、
サービス・製品以上に重要な場合がある。サービス・製品と流通チャネルが相互に適合していなければそのサービス・製品は市場に届かない。
また、流通チャネルがサービス・製品を受け入れない場合もサービス・製品は市場に届かない。
このように、企業はサービス・製品のほかにも常に3っつの領域について意識を持つ必要がある。


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