企業は自らの目的と使命を定義する上で、”われわれの事業は何か”
を問うことが重要とした。
では、それはいつ問うべきなのか。
苦境時にこの問いかけをしなければならないのは当然であるが、
苦境に立つまで待っていたのでは、ロシア式ルーレットに
身をまかせるも同然で無責任である。
ドラッカーは、この問いは日常的に行わなければならないし、
成功しているときにはさらに真剣に行わなければならないとする。
成功をもたらした行動は、昨日の現実や昨日の問題の中で行われたものであり、
変化した新しい環境の中ではすぐに陳腐化する。
成功した行動を見直すことは、成功を否定することにもなり、だれも行いたくない。
しかし、そのことが、この陳腐化を見逃してしまい、失敗に向かっていくんですね。
「成功しつつある企業のマネジメントにとって、『われわれの事業は何か』
を問うことは容易ではない。
誰もが、そのような問いの答えは明白であり、議論の余地はないとする。
成功にけちをつけることを好まないし、ボートを揺することも好まない。」
~「マネジメント」
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