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■非凡で生産的な人生■~刺激的で大いにためになる~

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おはようございます。 今朝は雲が多い高知です。、 いよいよ平成最後の大みそか。 BS-TBSでは朝から酒場放浪記、 一丁行きますか。 それでは、皆様良い新年をお迎えください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ リック ワルツマンは、 このシリーズを読者に興味深く 読んでもらえるとすると、 半世紀にわたる時代の流れを 最初から最後まで反映しているからであり、 言い換えれば、ドラッカーが非凡で、 しかも生産的な人生を送ったことの 証明でもあるのだとする。 そして、 本書で取り上げた半世紀にわたる講義は、 1943年に行なわれたものから始まったが、 当時、ドラッカーは世の中に次のように 喧伝されていた、 と続ける。 「刺激的で大いにためになる」、 「堅実な理論家」、 「平均的なビジネスパーソンでも十分に理解できることばで話す力のある人物。」 「そして、ドラッカー最後の講義が行なわれたのは  その60年後、2003年のことです。  その宣伝文句は60年前と  少しも変わってはいませんでした  (その唯一の例外はドラッカー本人の聴覚だけのようです)。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (はじめに)

■知識を武器に働く人たち■~筋力に代わって脳力を駆使する~

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おはようございます。 快晴、青空が広がる高知の朝です。 今年もあと二日ですね。 今日は日曜市、ひろめ市場、 葉牡丹の強力トリオで土佐を満喫してきます。 良い一日をお過ごしください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ リック ワルツマンは、 本書を貫いている主題は、 ドラッカーが半世紀にわたる仕事を通して ひたすら取り組んできた ”生産活動から知的活動への歴史的な変化” ではないかとする。 ドラッカーはさまざまな角度から、 肉体の筋力に代わって脳力を駆使することの 意味を探究しているが、 これは1957年に開かれたある国際的な 経営者会議でのスピーチでの、 「知識を武器に働く人たち」という初期の 有名な概念を盛り込んだのがきっかけになった。 本書には、文字通り目新しい識見が豊富に紹介されており、 いわゆるサプライズもひとつやふたつではない。 「ドラッカーは、  筆を持つ手に代わって口を動かすとき、  その調子は著作の文章よりもずっと柔らかくなるようです。  しかも、話をするときには、  妻のドリスや子どもや孫を登場させて、  プライベートで温かい味付けをする場面もたくさんありました。  受講者の様子を見ながら、  それに合わせるように話を進め、  ますます興味深い講義になることもあります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (はじめに)

■博識ぶりが光る■~ある種の培養皿の役割~

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おはようございます。 快晴の高知、冷え込みました。 高知に来て、今シーズン一番の寒さを感じました。 今年もあと三日、ゆっくりお過ごしください。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ リック ワルツマンは続ける。 ドラッカーは、 数々の講義で様々な語り口を見せるが、 光っているのはなんと言っても、 その博識ぶりだとする。 たとえば、18世紀の政治家や19世紀の小説家を 即興的に引き合いに出すことも珍しくはないが、 荒唐無稽な考えをする人物でもなかった。 ニューヨーク大学での講義後の質問時に、 「とにかく具体的な内容の質問をしてくださいませんか」とし、 そして「というのも、この講義では高尚な概念に あまりにも時間をかけすぎたものですから」と続けた。 ドラッカーの著作をよく読んでいる人たちは、 本シリーズを読み進めるにつれて、 セルフマネジメント、ボランティア活動の重要性、 企業の実践と成果に集中する必要性などなど、 なじみのあるテーマにたくさん出会うはずだとする。 「ときどき、ドラッカーは講義の中で  自分のアイデアの有効性を検証しようとしています。  そして、そうしたアイデアがしばらくたつと  活字になって紹介されるのです。  つまり、教室がその発想を育む、  ある種の培養皿の役割を果たしている、  ということです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (はじめに)

■本書刊行の目的■~ドラッカーの新たな一面~

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おはようございます。 高知の朝は快晴、 厳しい冷え込みですが、 段々暖かな陽射しで気温上昇。 冬の好日。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ リック ワルツマンは、本書刊行の目的として、 次にとおり記す。 生前、ドラッカーの講義を直接聴いた人たちは、 著作には表れないドラッカーの一面を 目の当たりにする機会に恵まれたが、 それができなかった人々に同じ経験を伝えることによって、 読者にドラッカーの新たな一面を発見できる機会を 提供すること。 そして、本書を通読すればきっと、 ドラッカーの半世紀が はっきりと読者の中に浮かび上がってくると続ける。 ドラッカーは控えめに、 「どの話から始めればいいのでしょうね」、 「私の話はうまくないね」といった具合で語ることもあったが、 普段の話しぶりは理路整然としていて、 しかもその口調は自信に満ちていた。 また、 「1950年以降、有効に働いた政策はひとつもありません」と 断言したり、 品質管理のグルであるデミングを「完全に時代遅れ」だと ばっさり大胆になることもあった。 「それでもたまには、  踏み込みすぎることもあります。  たとえば、変化の激しい世界経済について語った  1997年のスピーチでは、  「今後10年以内に、カナダが分裂するのかどうか、  誰もが関心を持っています」と語っているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (はじめに)

■ドラッカーの講義■~マネジメント・経済・未来~

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おはようございます。 未明の川崎は、冷え込んでいます。 今日から早めの休暇で、高知に帰省します。 久しぶりの土佐の年越し、楽しんできます。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 本日から、 「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (リック ワルツマン編集で2010/12/10発行) を読む。 本書は、1940~80年代にドラッカーが 大学等で行なった講義内容の編纂版で、 本書の他1990~2000年代の編纂版も発行されている。 冒頭で、ドラッカーの講義風景が味わい深く、 リアルに描かれる。 ・・・・・・・ ドラッカーは、大学の階段教室の机の端に ちょっと腰を落としながら、 メガネの厚いレンズを通して学生たちを見つめる。 学生の耳はドラッカーのバリトンのような声での 一言一言に釘付けになり、 オーストリアなまりのザッハトルテのような 濃厚な言葉が響く。 ドラッカーは、講義用ノートを見ることはなく、 ときおり話をやめて自分の考えをまとめる姿は、 まるで大量の情報をダウンロードするコンピューターさながらで、 元の話に戻ると、ダウンロードした情報を 見事に折り込みながら自説を展開していく。 その話は変幻自在で、原価会計から メソポタミア都市国家の話に脱線したかと思えば、 高等教育や医療の歴史などさまざまな話題が飛び出してきたが、 最後には上手にまとめ上げてしまう。 「それは魔術師も顔負けの見事さで、  ドラッカーの手にかかると、  支離滅裂な話も見事な作品に仕上がります。  その講義はどこまでも魅力とユーモアにあふれ、  ある学生に言わせると、  陽気なスタイルのおかげで、  「がらんとして殺風景な階段教室が心地よい空気に  満ちあふれた快適な居間に」変身する、  というわけです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (はじめに)

■社会が組織の力に依存する■~マネジャーの姿勢、能力にかかる~

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おはようございます。 未明の川崎、冷え込んでいます。 今日はこの調子で、暗く寒い一日になりそうです。 暖かくしてお過ごし下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 現代は、組織から成る組織の時代であり、 それらの組織のすべてが、 マネジャーに依存し、マネジャーによって 成果を上げているとした。 そして、そのマネジャーへの依存度は、 増大する一方だと続ける。 それは、 明日を見通し、 計画し、組織し、 資源を配賦し、目標を設定し、 成果を評価し、リードし、 マネジメントし、人を配置し、 やる気を起こさせ、育成する、という 社会の行方に関わることを知っている者こそ マネジャーだからだ、 と本書を結ぶ。 「これから来る乱気流の時代にあっては、  マネジャーへの期待は増大する一方です。  それらの期待が重圧となるか機会になるかは、  マネジャー自身、マネジャーの姿勢、  マネジャーの能力にかかっています。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■増大するマネジャーへの期待■~組織から成る組織の時代~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、 雲が多い空ですが、段々雲が取れ、 日中は晴れの一日になりそうです。 連休明けの週初め、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人の育成がかつてないほど 重要になってくるとした。 そして、これからの時代が 乱気流の時代であるとすれば、 マネジャー自身がそのための準備をし、 自らの強みを伸ばしていかなければならない、 と続ける。 現代は、組織から成る組織の時代であり、 社会的な課題のほぼすべてが、 企業、病院、大学、政府機関その他 無数の組織によって遂行されている。 「しかも、大学を出た若者の圧倒的多数、  95~97パーセントが組織で働くことになります。  それらの組織のすべてが、マネジャーによって  マネジメントされているのです。  マネジャーに依存し、マネジャーによって  成果を上げているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■重要度を増す人の育成■~マネジャーの最大のチャレンジ~

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メリークリスマス‼ 青空が広がる暖かな朝です。 三連休最終日、 穏やかな気候の一日になりそうです。 良い休日をお楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 乱気流を生き延びるための四つの考え方。 その四、人の育成に注力すること。 ドラッカーは、人の育成がかつてないほど 重要になってくるとする。 そして、 人の育成については、 多様なプログラムが開発されているが、 その重要性を知識として理解していても、 自らの責任として正面から 受け止めているマネジャーは 多くはないと指摘する。   「人を育成し責任ある地位に就けることが、  今日ほど求められている時はありません。  彼らを生産的な存在に高めることこそが、  今日のマネジャーにとって最大のチャレンジです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■成長それ自体がよいことか■~悪性のものへと転化する~

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おはようございます。 淡い雲の合間から 青空が覗く川崎の朝です。 今朝の冷え込みは一息でした。 気温は高めなので、 天気は段々下り気味なんでしょうね。 三連休中日、今日は子供、孫達との忘年会、 楽しみです。。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成長には三種類あり、 そのそれぞれを 見分けなければならない、 とした。 そして、 あらゆる製品、活動、事業について、 健全な成長か否かを点検しなければならないが、 個々のケースで何をするかよりも重要なことは、 成長それ自体がよいこととは限らない、 という理解だと続ける。 たしかに、成長を要する場面はあるが、 成長を生産的なものとして維持していくうえで 必要なことは何か、 必要とされる資金はどれほどかは、 検討しておかなければならない。 「成長はマネジメントしなければならない。  さもなければ、  あらゆる成長が悪性のものへと転化するでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■成長には三種類ある■~腹の出具合を常時監視~

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おはようございます。 青空の広がる川崎の朝、 今朝も冷え込みました。 天気は段々下り坂、三連休は生憎の天候、 寒い休日になりそうです。 お気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自らの組織が大きくなる必要があるか、 必要があるならどこまで大きくなる必要があるかを 知っておかなければならない、 とした。 そして、成長には以下の三種類があると続ける。 ・健全な成長:例えば、12歳の男の子の身長が伸びること。 ・不健全な成長:高齢者が体重を増やすのは、害はあっても益はない。 ・悪性の成長:がん細胞の増殖は、命に関わること。 マネジャーは、 少なくともこれら三つの成長を 見分けなければならないが、 原則は簡単でも使い方はなかなかに難しいとする。 「主要資源の生産性を下げる成長は不健全であり、  上げる成長は健全です。  生産性を上げもしなければ下げもしない成長は、  脂肪太りと言えます。  しかし人体と同じように、  脂肪はやがて害をなします。  腹の出具合は常時監視しなければなりません。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■成長が必要とされる理由■~大きくなる必要があるのか~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 青空が広がっています。 いよいよ今年も後10日、 呑みも、仕事も悔いを残さないように! 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織の成長について、 単に大きくなることに意味はない、 とした。 そして、 自らの組織が大きくなる必要があるか、 必要があるならどこまで大きくなる必要があるかを 知っておかなければならない、 と続ける。 大規模な販売網が不可欠であれば、 その販売網を維持可能な売上達成ができる成長が必要となり、 研究開発のために膨大な数の 博士号保持者が必要であれば、 それを維持するだけの売上げを得るために 成長しなければならない。 さらには、市場が成長しているのであれば、 取り残されることがないように、 市場に合わせた成長が必要となる。 「したがってマネジャーたる者、  自らの市場が成長する市場か否かは  常に見定めなければならないのです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■成長をマネジメントする■~象が蟻よりも優れているわけではない。~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 ソフトバンクが昨日上場、 最終的に当初価格を下回って終わった。 有利子負債15兆円と言われ、 今回2兆円の調達。 様々な企業への投資で相乗効果を狙う孫さんは、 逆風をエネルギーにする人。 注目です。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 乱気流を生き延びるための四つの考え方。 その三、成長をマネジメントすること。 ドラッカーは、 われわれは、成長がすべてであり、 あらゆるものが成長しなければならない とする時代を経験した、 とする。 そして、そのような成長熱はこれまで、 ほぼ50年ごとに経験してきたが、 その都度、ゼロ成長が必然かつ正常であるとする、 ゼロ成長期に見舞われてきた、 と続ける。 つまり、われわれは、成長というものを マネジメントしなければならない。 「象が蟻よりも優れているわけではない。  生命力があるわけでもない。  単に大きくなることに意味はないのです。  つまり、それぞれがどれだけの大きさを要するかを、  把握しておかなければなりません。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■簡単なのは資金の生産性■~時間の生産性は高価~

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おはようございます。 淡い青空の川崎の朝、 冷え込みはいくらか穏やかに感じます。 日中も寒さは一息の模様、 飲み会続きにはうれしいですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 「乱気流の時代」を生き延びるために必要な、 四つの考え方。 その二、資源の生産性を上げること。 ドラッカーは、 マネジャーは諸資源の生産性を上げるために、 最初に手をつけるべきものは、 資金の生産性だ、 とした。 そして、ドラッカーは、 生産性の問題に関して常に、 資金の生産性から取り組むことにしている、 と続ける。 その理由は、最も容易であるにも関わらず、 これまで放っておかれた結果、 ごくわずかの改善が きわめて大きな成果をもたらすからだとする。 資金の生産性が長い間放っておかれた理由は、 資金のコストが低く豊富だった時代には、 誰も真剣に取り組んでこなかったが、 そのような時代は終わった。 ドラッカーは、 資金には、組合もない、残業代もない、 疲れもない、休暇もないので、 生産性の取り組は容易なはずだとする。 「一方、あらゆる資源のうち  最も高価なものが、時間です。  石油でもなければ、プラチナでもありません。  とくに高給の基幹社員の時間について言えます。  セールス担当者、研究者、技術スタッフ、マネジャー、  こうした人々の資源は時間です。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■労働力人口の減少■~生産性間のトレードオフ~

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おはようございます。 夜明け直後、 青空に茜色がきれいな川崎の朝です。 今年も後2週間、そろそろ やり残しの整理を始めますか。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 「乱気流の時代」を生き延びるために必要な、 四つの考え方。 その二、資源の生産性を上げること。 ドラッカーは、 供給サイドでは、 資金及び労働力の供給が不足し、 資金不足の原因としては、 先進国の人口構造の変化があるとした。 そして、労働力についても 同様なことが言えるとする。 あらゆる先進国において、 労働力人口の減少傾向は着実に進み、 一方で貧しい途上国での人口増加は続く。 したがって、早急に資源の生産性を 上げなければならない。 しかし、これまでマネジャーは、 生産性を高めることによって報酬を得てきたが、 その生産性の向上は、 他の資源の生産性を犠牲にしたもの、 たとえば、労働力の生産性を上げるために 資金を投下してきた。 「しかし今後最大の問題は、  そうした生産性間のトレードオフが  不調になることです。  そのような状況にあって、  マネジャーは諸資源の生産性を上げるために、  あらゆる方策を講じなければなりません。  その最初に手をつけるべきものが、資金の生産性です。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■資金及び労働力の供給不足■~移転支出としての消費~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、 暗くてよく見えませんが、 雨の模様。 この雨、午後には上がりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 「乱気流の時代」を生き延びるために必要な、 四つの考え方。 その二、資源の生産性を上げること。 ドラッカーは、 あらゆる資源が不足をきたす原因は 需要サイドと供給サイドの二つがあるとし、 需要サイドにおいては、 機会のすべてが資本集約的だとした。 そして、一方の供給サイドでは、 資金及び労働力の供給が不足する、 と続ける。 資金不足の原因としては、 先進国の人口構造の変化を受けて、 これまで資本形成の原資となっていた個人貯蓄が、 定年退職した高齢者の扶養に回されるために、 資本形成が低迷するからだとする。 あらゆる先進国において、 人口が最も増加する年齢層は、 85歳超人口となり、 高齢者の年金は消費財に消費される。 「彼ら高齢者が社会の資本形成に  参画することはありません。  得た金はそのまま消費する。  年金は消費財に消費される。  個人貯蓄は、経済学者が   移転支出と名づけるものとして消費される。  こうして、資金は不足していくのです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)

■資源の生産性を上げる■~機会のすべてが資本集約的~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 東京地方は初霜、 冷え込みました。 午後から下り坂、 明日は雨の週明けとなりそうです。 日曜日、よい休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 「乱気流の時代」を生き延びるために必要な、 四つの考え方。 その二、資源の生産性を上げること。 ドラッカーは、 あらゆる資源の生産性が 危機的な状況にあり、 このことが意味することは、 あらゆる資源が不足をきたす ということだとする。 そして、その原因は、 需要サイドと供給サイドの 二つがあると続ける。 「一つは需要サイドです。  われわれの眼前にある機会のすべてが  資本集約的です。  エネルギー、環境、都市開発、輸送、農業など、  すべてが資本集約的な課題です。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第8章 乱気流の時代を生きる)