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■ 顧客は合理的である ■~企業が持つ違和感は危険~

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世田谷での放射線の原因は福島原発事故と無関係であることが確認された。 しかし、なんら安心すべき事態ではない。 一つは、原因が何であれ、有害物質が居住地域に無管理状態で放置されていたということ。 もう一つは、福島原発事故で放射性物質がばら撒かれたという事実とその責任の所在、 果たすべき義務はなんら変っていないということ。 ------------------------------ ドラッカーは、企業は顧客の合理性を理解しなければならないとする。 企業は消費者が企業の思いどおりに消費行動をしないことに違和感を持つ。 満足するはずのサービス、購入するはずの商品等。。。。 しかし、顧客はそれぞれの合理性を持っている。 四畳半に住まいしても、ベンツに乗って、ネイルサロンでおしゃれをするということは、 その人には何事にも変えがたく合理的である。 「顧客は合理的である。不合理であると考えるのは危険である。 顧客の合理性がメーカーの合理性と同じであると考えたり、 同じでなければならないと考えるのと同じように危険である。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ キャデラックの競争相手 ■~顧客は異なる用途や満足を買う~

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世田谷で、一般区民の検知により、計画的避難区域を上回る2.7マイクロシーベルトの高度の放射線量が測定された。 また、横浜では半減期約30年といわれるストロンチウム90(半減期約30年)が195ベクレル、民間の分析機関により検出された。 これも福島市内の土壌から検出されたレベルを超えている。 首都圏のどこにこの様なホットスポットがあってもおかしくない状況が、いずれも民間人により明らかにされた。 ”放射線ヒステリー”と揶揄する識者の声もあったがこの事実をどうみるだろうか。 放射能汚染の責任者である東電、国はなにをしているのか。 自らの行為により放射能をまき散らした状況を一刻も早く調査し、できる限りの防御策を打つことは彼らの当然で最優先の義務。 -------------------------- ドラッカーは、企業が行う事業は顧客が規定するとした。 そしてさらに、製品は企業の思いとはまったく異なる 用途や満足を生み出す場合もあるとする。 「キャデラックを買う者は、交通手段を買っているのか、 富のシンボルを買っているのか。 キャデラックは、シボレーやフォードと競争しているのか、 ダイヤモンドやミンクのコートと競争しているのか。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ 事業を決めるのは顧客 ■~モノを商品に変える~

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ドラッカーは企業の目的は顧客の創造であるとした。 そしてその企業が行う事業が何かを決めるのは顧客とする。 企業活動の結果生み出されるものは、市場で購入されない限り 価値のないモノでしかない。 顧客が価値を認め購入されて初めて商品となる。 さらに、いつ、どこで、どのような人が、どのような目的で、 どのくらいの価格で購入するかについても顧客自身の判断に よるものである。 つまり、企業が考えることには関わらないかたちで事業の在り方が 決まるんですね。 「事業が何かを決定するのは顧客である。 財やサービスに対し支払いを行なうことによって、 経済的な資源を富に変え、モノを商品に変えるのは、 顧客だけである。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ 顧客の創造に不可欠な二つの機能 ■~マーケティングとイノベーション~

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東電が自民党を中心にした国会議員のパーティー券購入等により年間5千万円以上支払っていたとのこと。 その際、議員ごとに、原子力政策における重要度や協力度を査定し、ランク付けして購入額を決めていたという。 つまり、地域独占を守り、もうけを生む原発を死守するという東電の利益にかなう議員に、手厚く資金を配っていたことになるのだろう。 このコストも我々の意思に関わらず、最終的に電気料金に反映されている。 ------------------------- ドラッカーは企業の目的は顧客の創造であるとした。 そして、そのために企業が持つべき機能はマーケティングとイノベーションとする。 既存の満足を高めることと新たな満足を作り出すこと、この二つの機能が必要なんですね。 「企業の目的が顧客の創造であることから、 企業には二つの基本的な機能が存在する。 すなわち、マーケティングとイノベーションである。 この二つの機能こそ起業家的機能である。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ 目的は顧客の創造 ■~企業は社会の機関~

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今回からしばらくの間、ドラッカーの”顧客”についての文章を紹介します。 企業の目的は顧客の創造である。 今ある不満足の解消や、まだ知らない満足を作り出すことによって顧客と市場を作り出すことである。 ドラッカーは、企業の目的は企業の外である社会に存在し、企業は”社会の機関”だとする。 ”社会の機関”とは、”社会が自らの目的を果たすために必要な機能を実行する機関”と言えるだろう。 「企業の目的は、それぞれの企業の外にある。 企業は社会の機関であり、目的は社会にある。 したがって、事業の目的として有効な定義は一つしかない。 顧客の創造である。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ マネジメントに対する挑戦 ■~働く人々の責任ではない~

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企業の社会的責任についてのドラッカーの言葉を、8回に亘ってご紹介した。 ”企業の社会的責任”と書いたが、実は”企業のマネジメントが負うべき社会的責任”が正しい。 企業が社会に悪さをするときに、そこにはマネジメントが働いていない。 そこに働く人々の責任ではない、マネジメントの責任なのだ。 原発事故についても同様で、原子力村による干渉や自ら統治能力を持たない東電のこれまでのマネジメントの責任であって、決して現場で献身的に職務を全うする人々には賞賛さえあれ責任に関する非難はなんら当たらない。 「社会の問題は、社会の機能不全であり、社会を退化させる病である。 それは組織、とくに企業のマネジメントに対する挑戦である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 企業のマネジメントは社会的責任として、社会の問題解決にチャレンジしなければならないんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ 知りながら害をなすな ■~Stay hungry, Stay foolish~

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アップル社創業者スティーブ・ジョブズ氏が死去した。 スタンフォード大学での卒業生に贈るメッセージ”Stay hungry, Stay foolish.”。 この言葉に彼のイノベーションのエッセンスが込められています。 ------------------------ 企業活動は、社会や個人の抱える問題をプロフェッショナルとして解決することである。 我々は自らそれらの問題を解決する術を持たない。 例えば病気になれば病院に頼り、出かけるときには電車を使う、電気も水道もガスも自ら作り出すことはできない。 我々は何事についても素人だから、プロフェッショナルとしての企業に依存せざるを得ない。 そのときに、企業が誠意をもって全力でプロとしての務めを果してくれないとすると我々は途方に暮れる。 『知りながら害をなすな』は、社会に許されて存在する企業として、究極的な社会的責任ですね。 「プロフェッショナルの責任は、すでに2500年前、 ギリシャの名医ヒポクラテスの誓いのなかに、はっきり表現されている。 『知りながら害をなすな』である。 プロたるものは知りながら害をなすことはないと、顧客が信じられなければならない。 これを信じられなければ、何も信じられない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット