■ マネジメントに対する挑戦 ■~働く人々の責任ではない~
企業の社会的責任についてのドラッカーの言葉を、8回に亘ってご紹介した。
”企業の社会的責任”と書いたが、実は”企業のマネジメントが負うべき社会的責任”が正しい。
企業が社会に悪さをするときに、そこにはマネジメントが働いていない。
そこに働く人々の責任ではない、マネジメントの責任なのだ。
原発事故についても同様で、原子力村による干渉や自ら統治能力を持たない東電のこれまでのマネジメントの責任であって、決して現場で献身的に職務を全うする人々には賞賛さえあれ責任に関する非難はなんら当たらない。
「社会の問題は、社会の機能不全であり、社会を退化させる病である。
それは組織、とくに企業のマネジメントに対する挑戦である。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
企業のマネジメントは社会的責任として、社会の問題解決にチャレンジしなければならないんですね。
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