■ 「現実の変化」の二つの特徴 ■~変化を機会と見る~

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ドラッカーは、社会の変化について、問題重視型の思考では、

今起こっていることが変化であることに気づくことができないとする。

未経験の事象は、その影響もスピードも予測が難しく、

現状を乱す”問題”と捉えてしまう。

さらにその問題は”回避すべき危機”として認識される。


未経験の事象が起こっているということは、

変化が起こっているということである。

変化と見ることにより、捉え、対応することが可能となる。

そうすることにより、変化は危機ではなく機会と見ることができるんですね。




「過去の現実に即した問題重視型の思考では、

いま起こっている変化に気づくことができません。

現実における変化には、二つの特徴があります。

前回とは決して同じにならないこと。

そして、机上で考える変化より先に現れること、です。

このことを理解しなければ、変化を危機と見誤ってしまうでしょう。

日本に起こっていることは危機ではありません。

--日本に起こっているのは、変化なのです。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」






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