■ 自らをイノベートするための第一歩 ~弱みを知る ■ ∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬
原発風評による影響が止まらない。
昨日近所のスーパーを覗いたとき、表面に生産地を表示していない
トマトが安く販売されていた。
しかも沢山。
底面のラベルをみると”栃木産”であった。
ここに風評被害の市場プロセスを見た感じがしました。
■小売店が東北生産物であることを目立たなくして上で安く販売
↓
■消費者は安くても敬遠するので、小売店に在庫が残る
↓
■小売店は東北生産物を仕入なくなる
↓
■小売り店が仕入ないため元請け、仲介の流通業が仕入なくなる
↓
■東北生産者の生産物の出荷先がなくなる
↓
■東北の生産者が破たんする
↓
■全国の消費者が品不足、価格上昇に悩まされる
対策としては、みんなが不明確な情報に振り回されずに、これまでの
消費活動を変えないことですね。
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ドラッカーは変化の中で大切なことは”個人のイノベーション”だとする。
そして、まづは個人にとっての制約条件はにか?を示す。
「犯しがちな間違いは、若き日の私のような状況にある人が
「部下を管理する方法を学ぶ」道を選択してしまうことです。
自分にはその才能も力量もないと気づいた時には、
そこから遠ざかるべきであり、その決断は早くに下されるべきなのです。
この観点から言えば、不得手なこと=弱みは、「決してすべきでないこと」が
何かを教えてくれます。
弱みは、その人にとっての制約条件を示してくれているのです。
弱みを知ること=何をすべきでないかを知ることは、
自らをイノベートしていく際の第一歩であることを肝に銘じておいてください。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
ドラッカーは、自らが、部下を持つ管理職の道を選ばなかったという経験を通して
自己の弱みを知ることの大切さを学んだという。
マネジメントの生みの親であるドラッカー自らの経験から生まれたということが、
逆説的で興味深いですね。
誰にでも弱みはあるものなので、そこは素直に認め、強みを伸ばすという姿勢が
大事なんですね。
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