■フォードとシーメンスの場合■~方向性を失い、マネジメント不能となる~

おはようございます。

快晴の川崎の朝、
空けた窓から気持ちの良い空気も漂います。

日中は今日も暑いくらい、
春本番です。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

ドラッカーは、
マネジメントは企業の基礎資源である、
とした。

そして、1900年代のフォード社の
盛衰を例に挙げる。

アメリカの自動車市場を
ほぽ独占的に支配し、
世界中でリーダーの地位を占めたが、
わずか数年後年には、
その地位を失った。

その原因は、創業者であるヘンリー・フォードが、
マネジメントを不要としたためである。

その後、後継者により
それまでの取り巻きを追放し、
新しいマネジメント・チームを
導入することによって
立て直しを図った。

マネジメントの存否が
企業の命運を左右した例である。

シーメンスの場合、、、


「ヴェルナー・フォン・シーメンスは、

 ヘンリー・フォードとはほとんど正反対の性格だった。

 思いやりにあふれた人だった。

 その彼も、マネジメント・チームはつくらず、

 助手と補佐しか持たなかった。

 シーメンス社は1870年代後半まで目ざましく成長したが、

 やがて方向性を失い、マネジメント不能となった。

 ついには無管理状態に陥った。」

                  
~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第4章 社会的責任 19 プロフェッショナルの倫理-知りながら害をなすな






















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