■客が期待し、自分が約束したもの■~みなきょとんとしていた。~

おはようございます。

未明の川崎、冷え込んでます。

今日は大寒ですが日中は10度を超えた
暖かさになりそうですね。

月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


その時代、戦争は身近な存在で、
子供たちさえ、知り合いの名が
新聞の死亡記事に載っていないかと
覗いていた。


そのようなわけで、
その夜クランツ逮捕の事件の
話になっても不思議なことではなく、
親たちも隣の部屋で話題にしていた。


誰かがドラッカーに説明を頼んだのだが、
自身でも驚いたことに、
国賊クランツを弁護するどころか、
賞賛するスピーチを始めてしまっていた。




「法律を犯したかどうかは

 重要なことに思えなかった。

 彼は立派なことをしただけだった。

 客が期待したもの、自分が約束したもの、

 客が支払ったものを提供しただけだった。

 話し終わったとき、一瞬静かになった。

 みなきょとんとしていた。」

~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(プロローグ  国賊を賞賛するスピーチ)






















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