■クライスラーが自動車会社?■~飛び抜けた稼ぎ手~
おはようございます。
未明の須崎の朝、
曇り空のようです。
今日は曇り空が多いでしょうが、
台風が接近するにつれて雨も降るんでしょうね。
水曜日、今日も一日もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ウラジミールの株売買は、
一日20万株は日常のことであって、
日によっては50万株も取引することもあった、
とする。
取引は毎日締めて、
会社への報告は、
「今日は2500ポンドの利益でした」、
あるいは
「今日は調子がよく5000ポンドでした」
というものだけだった。
このようにウラジミール・ブーニンは
フリードバーグ商会でも飛び抜けた稼ぎ手、
しかも安定した稼ぎ手であった。
そして、毎日彼は、
ドラッカーの机のある部屋で
バックオフィスの連中と
締めの打ち合わせをしていたが、
ある日彼が部屋に入ってきたとき、
ドラッカーは資料に埋もれて
調べものをしていたが、
その時ウラジミールが
何しているのかと聞いたので、
アメリカの自動車産業で、
来年はクライスラーは好調のようですよ、
と答えた。
「しばらく黙っていた後、彼はこう言った。
『クライスラーが自動車会社?
鉄道会社だと思っていた』」
(Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)
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