■彼女の部屋にこもる生活■~モーニングに山高帽~
おはようございます。
青空が少ない須崎の朝です。
静かで肌に涼やかな空気が流れます。
今日は一日曇り、
時々雨が降るようです。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ロバートは、
ファーカーソン夫人が死んだ後は、
結婚しなかったし、
いかなる女性とも
いかなるかかわりも
持とうとしなかった。
そして、
亡くなるまでの30年、
命日は一日中彼女の部屋にこもり、
ブラインドを下ろし、
彼女からもらった数少ない手紙を
読んでいた、
と続ける。
彼女が亡くなって数週間というもの、
フリードバーグ商会へは、
モーニングに山高帽という年輩の紳士が
何人も弔問に訪れ、
ロバート・モーゼルや
アーネスト・フリードバーグに、
「お辛いことはよくわかります。
私も彼女を憎からず存じておりましたので」
との意を伝えた。
「そして『ザ・タイムズ』には、
「二三年間にわたる幸せな
結婚生活を亡き妻マリオンに感謝する。
陸軍准将ナイジェル・ファーカーソン」
との死亡広告が掲載された。」
(Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)
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