■ヒトラー政権誕生の土壌■~活気溢れる企業が必要~
おはようございます。
快晴の高知の朝です。
梅雨入りして快晴が続きます。
高知の日差しは強烈で、
昨日に増して今日は30度近くになりそうです。
急な暑さにお気を付け下さい。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
『P・F・ドラッカー理想企業を求めて』
の中でイーダスハイムは、
1930年代にヨーロッパ経済が
音を立てて崩れていく様子を
まざまざと見せつけられて、
ドラッカーの胸の内には
情熱がたぎってきたと記している、
とした。
そしてイーダスハイムは
ドラッカーは1930年代の
荒廃や苦境について書き、
企業や政府の稚拙なマネジメントが
その原因だと考え、
経済発展の原動力が欠けていたことが、
ヒトラー政権誕生の土壌をつくった、
と確信していたのだ、
とする。
さらに、
全体主義(ファシズム)と
共産主義(コミュニズム)の台頭を受けて、
『活気溢れる企業が何としても必要だ』
という思いは深まるばかりだったとし、
1933年にドラッカーは
こう書いているとする。
「生活が苦しかったり、
生計を立てる道を断たれたりしてはじめて、
ヨーロッパの人々は、
社会は道理や分別ではなく、
不合理な魔力によって動いているのだと
思い知らされた。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)
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