■悪は決して陳腐ではない■~人間の多くは凡庸である~

おはようございます。


薄曇りの高知の朝です。

この雲は取れて晴れの一日になりそうです。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


政治哲学者ハンナ・アーレントが

ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンに関して、

「悪の陳腐さ」という表現を

用いていることについてドラッカーは、

『これ以上ないほど不適切な表現だ』

とした。



そして、悪は決して陳腐ではないと続ける。



さらに、悪人はえてして陳腐だが、

悪がヘンシュやシェイファーに乗り移るのは、

まさに、悪が巨大で人間が

小さな存在だからである、

とする。





「しかも、悪は決して陳腐ではないが、


 人間の多くは凡庸であるため、


 人間は決して悪と取り引きしてはいけない。」







(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)


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