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■理想のマーケティングとは(1)■~企業の第一の機能~

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 おはようございます。 まぶしい陽が射し始めた高知の朝です。 これから雲が出始め、 夜には雨が降り始め未明まで続きそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『マネジメント』から ドラッカーは、 企業の第一の機能としてのマーケティングが、 あまりに多くの企業で行われておらず、 言葉だけに終わっているとする。 そして、消費者運動がこのことを示しており、 消費者運動が企業に要求しているものが マーケティングであると続ける。 上田さんは、 ドラッカーは、マーケティングが 長い間説かれてきたにもかかわらず、 消費者運動が強力な 大衆運動として出てきたことは、 マーケティングが 実践されていないことの証であると言い、 消費者運動は マーケティングの恥であると断じたとする。 「消費者運動こそ、企業にとって機会である。  なぜなら、マーケティングを企業活動の中心に  置かざるをえなくさせるからである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■事業を決めるのはあなたではない(2)■~顧客が事業の土台~

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 おはようございます。 高知の朝は雲が多いですが晴れています。 これから雲も取れて、晴れそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 事業が何かを決めるのは顧客であり、 社名や定款ではなく、 顧客が満足する欲求が 事業を決めるのだとした。 上田さんは、 企業が社会の機関である以上、 事業の目的は社会に 求めなければならないとする。 そして、 事業の目的として有効な定義はただ一つ、 顧客の創造であり、 顧客は、神や自然や経済的な力によって 創造されるのではなく、 企業家によって創造されるのだと続ける。 さらにドラッカーをマネジメントの父と位置づけたものが、 この洞察であり、 企業家の行為が欲求を有効需要に変えたとき、 初めて顧客が生まれ市場が生まれるとする。 「顧客が事業の土台であり、  事業の存在を支える。  顧客だけが需要を創出する。  社会が企業に資源を託しているのは、  顧客に財やサービスを供給させるためである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■事業を決めるのはあなたではない(1)■~顧客や市場の観点から事業を見る~

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 おはようございます。 未明の高知は快晴です。 昨日から暦上の冬入り、 らしい寒さを感じ始めました。 明日からは崩れそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 自らの事業は何かとの問いに答えるほど、 簡単でわかりきったことはないかに思われるが、 この問いに答えることは、 常にむずかしく、 思考と検討なくしてできることではないとする。 事業が何かを決めるのは顧客であり、 社名や定款ではなく、 顧客が満足する欲求が事業を決めるのだ。 「事業は何かとの問いに対する答えは、  事業の外部、  すなわち顧客や市場の観点から  事業を見ることによってのみ得られる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■「最も重要な五つの質問」とは(3)■~今日何をするかである~

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 おはようございます。 未明の高知、 雲が少し浮かんでますが星も出てます。 今日から冬、立冬らしく 朝のゴミ出しに 半パン半袖Tシャツでは 厳しくなりました。 今日も一日晴れて秋らしい一日になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者に贈る五つの質問』から 上田さんは、 まず考えるべきものはミッションであるとした。 そして、 ミッションがあれば、 顧客がいるはずであり、 その顧客を満足させるには、 顧客にとっての価値を 知らなければならないと続ける。 そのようにして初めて、 あげるべき成果も明らかになり、 さらには、計画を立てることも できるようになるのだ。 元全米ガールスカウト連盟CEOの フランセス・ヘッセルバインは、 いかなる組織であろうと、 ドラッカーの問いかける 五つの簡単な質問に答えられない限り、 顧客、組織、自らに対し、 知らずして害をなすことになる、 と端的にまとめている。 「五つの質問がもたらすものは、  行動のための計画である。  計画とは明日決定するものではない。  決定し行動することのできるのは、  常に今日である。  明日のための目標は必要である。  しかし問題は明日何をするかではない。  明日成果をあげるために、今日何をするかである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■「最も重要な五つの質問」とは(2)■~まず考えるべきものはミッション~

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 おはようございます。 未明の高知は満天に星が輝いています。 今日は一日晴れ、穏やかな秋日和になります。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者に贈る五つの質問』から 上田さんは、 成果が現れるのは、 今日ではなく明日かもしれないが、 行動するのは、 明日ではなく今日以外に行動の日はないとする。 行動するにはミッションがなければならないので、 まず考えるべきものはミッションであり、 次に考えるべきものは何のための組織であり、 マネジメントか、である。 そして、 ここが欠落していたのでは、 いかに仕事ができても意味はないとする。 「むしろ、社会にとって危うい存在となり、  本人たちにとっても危ういものとなる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■「最も重要な五つの質問」とは(1)■~五つの質問からなる経営ツール~

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 おはようございます。 高知の朝は今日も快晴です。 しばらく好天が続きそうですね。 連休明けの火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者に贈る五つの質問』から ドラッカーは、 自著『経営者に贈る五つの質問』について、 われわれのミッションは何か、 われわれの顧客は誰か、 顧客にとっての価値は何か、 われわれにとっての成果は何か、 われわれの計画は何か、 という五つの質問からなる経営ツールである、 と記している。 上田さんは、 人と人がともに働くとき、 立派な仕事が行われるが、 そのためのものとして生まれたマネジメントは、 大企業で始まり、 中堅企業に使われたとする。 やがて中小企業に移植され、 政府機関でも使われ、 ついには大学や病院などの 大規模な非営利組織で 使われるにいたったと続ける。 そして、 こうして最後に取り残されたのが、 中小の非営利組織、 いわゆるNPOだったとする。 「『おカネのないわれわれのための  経営ツールを考えてほしい』との声に応じて、  ドラッカーが開発して成果をあげ、  今度は逆の経路をたどって、  中堅企業や大企業において使われるようになったものが、  この『あなたの組織にとっての最も重要な五つの質問』である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■ミッションはなぜ必要か(2)■~単なる意図に終わる~

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 おはようございます。 未明の高知、 漆黒の夜空に満天に星が輝いています。 今日は一日晴れ、 でも気温は穏やかみたいですね。 休日の月曜日、良い一日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『非営利組織の経営』から ドラッカーが好きなミッションの例は、 通販会社シアーズのわれわれのミッションは、 農家のためにバイヤー役を務めることである、 というものだった。 そしてドラッカーが、 病院の救急治療室のミッションの検討に 手を貸した際、 答えは「患者を安心させること」だったが、 そのためには、 一分以内に診察しなければならなかったと続ける。 上田さんは、 それが救急治療室のミッションであり、 ミッションに続く行動であり、 患者を安心させる唯一の道だったとする。 ドラッカーは次のとおり説く。 「ミッションは、行動本位たるべきものである。  さもなければ単なる意図に終わる。  ミッションとは、  組織に働く者全員が自らの貢献を  知りうるようにするものでなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)