■事業上の「五つの大罪」(1)■~第一の大罪は利益幅信奉~

 おはようございます。


東の空が茜に染まり始めています。

今の時間は一桁気温ですが、

昼までには二桁、

日中は20度を超て暖かな一日になりそうです。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『未来への決断』から


ドラッカーは、

立派な企業が長期低迷に入ることがあるが、

いずれの場合も主たる原因は、

事業上の五つの大罪の

少なくとも一つを犯したことによるものだとする。



そしてそれらは、

犯さずにすますことのできる罪である、

と続ける。



上田さんは、

国際競争は一段と激化し、

ドラッカーのいう「五つの大罪」が、

再び大きな意味を持ってくるとする。



この「五つの大罪」は、

ウォールストリート・ジャーナルに

発表された有名な洞察だが、

その第一の大罪は、

利益幅信奉である。



コピー機について、

これほど急速に大きな成功を収めた

製品はそれまでなく、

先行者は、

機能を追加して利益幅を拡大した。



しかし、消費者の多くは単純な機能で十分だった。




「彼らは、単純な製品が現れれば買う気になっていた。


 そこへ、競争相手が現れて市場を奪っていった。」



(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 4 戦略はいかにして立てるべきか)


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