■企業買収の「五つの原則」(4)■~境界を越えての昇進~

 おはようございます。


まぶしい陽が射す高知の朝、

少し肌寒いです。


これから段々雲が出て、

午後には雨が降り出しそうです。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『マネジメント・フロンティア』から


事業上の目的による企業買収で

成功するための五原則、

第三は買収される側の

製品、市場、顧客に

敬意を払っている場合、

第四は買収される側に、

一年以内にトップマネジメントを

送り込める場合だとした。




そして第五に、

最初の一年間に、

買収される側の者と

買収する側の者の多数を、

境界を越えて昇進させる場合にのみ、

企業買収は成功すると続ける。



買収を、

関係者全員から歓迎されるものに

仕立て上げなければならない。



ドラッカーは次のとおり指摘する。








「少なくともニューヨーク株式市場は、


 60年代のコングロマリット熱から目を覚まして以来、


 企業買収に関する五つの原則の重要性に気づいている。


 買収のニュースによって、


 買収する側の株価が大幅に下落することが、


 あのように多いのはそのためである。」



(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 4 戦略はいかにして立てるべきか)


コメント

このブログの人気の投稿

■距離を消滅させたeコマース(1)■~産業革命における鉄道~

■イノベーションの三つの心得(3)■~世の中を大きく変えるもの~

■予期せぬ顧客が現れたとき(2)■~客がいなけりゃ話にならない~