投稿

■ イノベーションの三つの心得(1)■~企業家に特有の道具~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知、 雲が薄っすらとかかってますが、 そこここに星が輝いています。 この時間は冷えてますが、 日中は小春日和、 紅葉狩りに良さそうですよ。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『イノベーションと企業家精神』から ドラッカーは、 企業家はイノベーションを行うが、 イノベーションは企業家に特有の道具であり、 富を創造する能力を資源に与えるとする。 そしてそれどころか、 イノベーションが資源を創造すると続ける。   ドラッカーは、 イノベーションに成功するには、 三つの心得が必要だという。  上田さんは、 いずれも当た り前のことでありながら、 しばしば無視されるとする。 そして第一に、集中しなければならないとし、  複数の異なる分野でイノベーションに 成功することはほ とんどないと続ける。 「あのエジソンさえ、  発明を発明したと言われるほど  発明の方法論に通暁しながら、   電気の分野でしかイノベーションを行わなかった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 4 イノベーションの心得)

■報告と手続きは道具にすぎない(2)■~すべての書式を見直す~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知、 久しぶりに満天の星、です。 今朝は冷えてます。 日中も寒そうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から 上田さんは、 手続きが有効に働くのは、 判断が不要になっているときであるとした。 そして、 われわれの文明は、 印刷された書式の魔力に あまりにもとらわれていると続ける。 かつてドラッカーは、 ある公益事業に提案して、 報告と手続きのすべてを二か月間廃止し、 現場が必要とするものだけを復活させた結果、 報告と手続きの四分の三が削減されたという。 ドラッカーは、次のとおり説く。 「報告と手続きのすべてを  定期的に検討する必要がある。  五年に一度は、  すべての書式を見直さなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 3 マネジメントの勘所をはずさない)

■報告と手続きは道具にすぎない(1)■~道具ではなく支配者となる~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知は曇ってます。 これから段々晴れそうですが、 日陰は寒い位になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 報告と手続きは道具であるが、 これほど誤って使われ、 害をもたらしているものはなく、 それらが誤った使い方をされるとき、 道具ではなく支配者となるとする。 上田さんは、 よく見られる誤りが、 手続きを規範と見なすことだが、 手続きは、 何をなすべきかは規定しないと続ける。 そして、同じくよく見られる誤りが、 手続きを判断の代わりにすることだが、 手続きが有効に働くのは、 判断が不要になっているときであるとする。 「すでに判断を行い、  その正しさが検証されているという  反復的な状況においてだけである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 3 マネジメントの勘所をはずさない)

■コスト削減は全体を見ながら(2)■~価値を生むための全経済活動~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知は曇り、 これから雲が取れそうです。 日中は晴れ、 さほど寒くなく快適な一日になりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『創造する経営者』から 上田さんは、 コスト削減キャンペーンのほとんどが、 いかなる活動もいかなる部門も 廃止しないという マネジメントの宣言から始まるが、 これは事前にキャンペーンの 無効宣言をしているに等しい、 とした。 そしてコスト削減の成果をあげるには、 事業の全体を視野に入れなければならない、 と続ける。 さもなければ、 コスト削減は他のコストへの押しつけに終わり、 コスト削減の大成功の数か月後には、 事業全体のコストはさして 変わっていないことが明らかになる。 ドラッカーは次のとおり説く。 「コストとは経済の概念である。  分析の対象たるコスト構造は、  経済的価値を生むための全経済活動である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 3 マネジメントの勘所をはずさない)

■コスト削減は全体を見ながら(1)■~活動そのものをやめること~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知は曇り空が広がっているようです。 これから段々と雨が降ってきそうです。 体感的には寒く感じる一日になりそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『創造する経営者』から ドラッカーは、 コストはほとんどの場合、 経済的な実体ではなく 法的な実体に付随するものだとする。 すなわち個別企業という 特定の法的存在の内部において 発生するものとして定義されており、 その結果、コストの大半が 見えなくなっていると続ける。 上田さんは、 コスト削減の最も効果的な方法は、 活動そのものをやめることであり、 コストの一部削減が効果的であることは 稀であるとする。 「ところが、コスト削減キャンペーンのほとんどが、  いかなる活動もいかなる部門も  廃止しないという  マネジメントの宣言から始まる。  事前にキャンペーンの  無効宣言をしているに等しい。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 3 マネジメントの勘所をはずさない)

■不況期こそ好機(3)■~外を歩き回れ~

イメージ
おはようございます。 久しぶりの須崎の朝です。 新庄川の畔、 天頂には三日月が輝いています。 今日も一日晴れそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『未来企業』から ドラッカーは、 不況期の盲点は 流通チャネルの変化にあるとした。 そして上田さんは、 歴史に名を残す経営者は皆、 外をほっつき歩いていたと続ける。 80年前に、 GMを世界一のモノづくり企業に育てた アルフレッド・スローンは、 数か月に一度は一週間ほどディーラーめぐりをし、 セールスマンの真似事をしていた。 マクドナルドを生んだレイ・クロックも、 町へ出ては自分の店を外から見ていた。 不況期こそ、顧客に会い、教えを請う好機である。 ドラッカーは、 トップ経営者たちに対して、 歩き回ること、 すなわち役員室を出て 部下の所で話をすべきことを 助言してからすでに久しいが、 今ではそれは間違った助言になってしまったとし 次のとおり続ける。 「社内ばかりを歩き回れば、  間違った安心感に陥る。  知らされることは  部下が知らせようとしたものに  すぎないにもかかわらず、  情報を手にしているものと思い込む。  今では外を歩き回れが正しい助言である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 3 マネジメントの勘所をはずさない)

■不況期こそ好機(2)■~盲点は流通チャネルの変化~

イメージ
 おはようございます。 快晴の空が広がる高知の朝です。 今日も晴れ、風も少なく小春日和の一日になりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『未来企業』から 上田さんは、 好況時には不祥事も起こり、 世のため人のためでもない ビジネスモデルが生まれ、 目的が顧客でなくなり 利益になってしまう、 とした。 ところが、不況期になれば原点に帰らざるをえず、 わが社のミッションは何か、 顧客は誰か、顧客にとっての価値は何かを 根本から考えなければならない、 と続ける。 そしてそのとき、 市場の構造と流通チャネルが 急激に変化しつつあることに愕然とするが、 愕然とすれば不幸中の幸いで、 多くの場合は手遅れになるまで 気がつかないとする。 ドラッカーは、 盲点は流通チャネルの変化にあるという。 「役員室で報告を待っていたのでは変化はわからない。  自ら出かけていって体感しなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 3 マネジメントの勘所をはずさない)