■効率で成果は得られない■~公的機関に欠けているものは成果~

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ドラッカーは、公的機関の機能不振について三つの誤解があるとした。

【1 企業のようにマネジメントしていない。】

まず公的機関は、”企業と同じようにマネジメントすれば成果をあげられる”
という誤り。

公的機関にとって、企業的であるということは、単なる効率、
つまりコスト管理のみを意味することとなる。

競争がなく、コスト管理を外部から強制されることもない公的機関にも、
効率は当然必要である。


”しかし公的機関に欠けているものは、成果であって効率ではない。
効率によって成果を手にすることはできない。”

ドラッカーは、問題は、公的機関がやるべきことを行っていないことにあり、
コスト意識の欠如にあるのではないとする。

「公的機関の問題の根本は、コスト意識の欠如にあるのではない。

成果をあげられないことにある。

公的機関の問題は、なすべきことをしていないところにある。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」




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