■自ら経営科学者である必要はない。■~医者は医科学を使いこなす~
これまで、マネジメントに必要な、技能である”意思決定”、”コミュニケーション”、
”管理手段”について触れてきた。
この章最後のテーマは”経営科学”。
ドラッカーは、線形計画法、損益分岐法等の”経営科学”は組織マネジメントにとって、
強力な潜在力を持つ道具であるとする。
しかしマネジャーは、自ら経営科学者である必要はない。
必要なことはいかにそれを使いこなすかである。
ドラッカーは、マネジメントと経営科学の関係を、医者と医科学の関係に置き換えて
次のとおり説明する。
「マネジャーは、自ら経営科学者である必要はない。
医者が血液化学者や細菌学者である必要がないのと同じである。
だが、経営科学に何を期待でき、いかにそれを使いこなすかは知らなければならない。
それは、医者が血液化学や細菌学に何を期待でき、いかにしてそれを使いこなすかを
知らなければならないのと同じである。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
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