■プロレタリア自身に対する独裁■~神なき教権階級~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝、
今日は雨の様ですね。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



そのような仕組みが、
経済的な効率と生産性を
生み出すかもしれないが、
そのような社会は、
階級のない社会どころか、
敵対する階層による硬直的な社会である。

こうしてマルクス主義は、
農奴が受益者として宣言されただけの
完全な封建社会を生みだした。

12、13世紀の封建主義の時代でさえ、
当時の社会信条にもとづいて正当化されていた。

ところが社会主義国では、
この社会階層が正当化されない。

したがって、そのような社会が
必然の結果であることが明らかになったとき、
マルクス主義は、あらゆる基盤を失った。



「マルクス主義は、

 ロシアにおいて真に自由な

  社会主義実現の日を「無期延期」したとき、

 その革命が失敗したことを

  結果として認めることになった。

 これを普通の言葉に翻訳するならば、

 プロレタリアの名のもとに

  権力を握った少数の人間が、

 それをプロレタリアに返す日は

  永遠に来ないということだった。」

~『イノベーターの条件』
(2章 経済至上主義は人を幸せにするか)
















































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