■行動の動機としての利益■~ブルジョア資本主義の崩壊~

おはようございます。

快晴の川崎の朝、
暑い一日になりそうです。

年金機構による個人情報の流出問題、
事件発生以来、今日が初めての年金支給日。

なりすましが予想される、
受給者はお気を付けください。

しかし、結果に対する責任が曖昧だ。
8年前の消えた年金問題でも問題になった
ずさんな体質が治っていない。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



マルクス主義は、
私的な利益を廃止することによって、
個人の自由と平等な社会が
もたらされると期待した。

一方の資本主義は、
私的な利益を行動の規範とすることによって
それらがもたらされると期待した。

”利潤動機”は、
資本主義が発明したわけではない。

利益への欲望が
行動の動機となるということは、
どのような社会秩序のもとでも、
常に個人の動機の一つであった。
そして、今後ともそうであろう。


「しかし資本主義こそ、

 自由で平等で理想的な社会を

 自動的に実現するための手段として、

 利益を積極的に評価した

 最初で唯一の社会的信条だった。

 資本主義以前の信条では、

 私的な利益は、社会的には有害なもの、

 あるいは少なくとも中立的なものと見ていた。」

~『イノベーターの条件』
(2章 経済至上主義は人を幸せにするか)
















































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