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9月, 2024の投稿を表示しています

■無難なだけでは役に立たない(1)■~知識をもって何事かを成しとげる~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝、 今にも降ってきそうですね。 三連休、今日明日は天候不良の様です。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から ドラッカーは、 知識労働者の動機づけに必要なものは 成果であるとする。 上田さんは、 肉体労働については、 よい仕事に対するよい賃金でよいが、 知識労働については、 すごい仕事に対する すごい報酬でなければならないとする。 そして、 知識労働者が求めるものは、 肉体労働者よりもはるかに大きく、 異質でさえあり、 知識労働者は生計の資だけの仕事では 満足できないと続ける。 「彼らの意欲と自負は、  知識人としての専門家のものである。  知識労働者は知識をもって  何事かを成しとげることを欲する。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 3自らを動機づけ、生産性を高める)

■貢献を考えることが基本(2)■~多くを求めれば巨人に成長する~

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 おはようございます。 雲の合間に丸い月が浮かぶ高知の朝です。 今日も一日晴れて、 真夏日となりそうです。 今日は土佐清水に行ってきます。 仕事ですよ。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から 上田さんは、 貢献に焦点を合わせることによって、 横へのコミュニケーション、 すなわちチームワークが 可能になるとした。 加えて、 最も重要な貢献は何かを自問することは、 いかなる自己啓発が必要か、 いかなる能力が必要かを 考えることにつながる、 と続ける。 そして、 貢献に焦点を合わせるならば、 部下、同僚、上司を問わず、 人の自己啓発を触発することになり、 貢献に焦点を合わせることによって、 コミュニケーション、チームワーク、 自己啓発、人材育成という、 成果をあげるうえで必要な 四つの基本条件を 満たすことができるとする。 「自らに少ししか求めなければ成長しない。  多くを求めるならば、  何も達成しない者と同じ努力で巨人に成長する。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■貢献を考えることが基本(1)■~本当のコミュニケーション~

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 おはようございます。 今朝は曇り空の高知です。 この雲も取れて 晴れの一日になりそうです。 相変わらづの真夏日ですよ。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 成果をあげるには、 自らの果たすべき貢献を 考えなければならないとする。 そして、 手元の仕事から顔を上げ 目標に目を向けて、 組織の成果に影響を与える貢献は 何かを問うひつようがある、 と続ける。 上田さんは、 自らの果たすべき貢献を考える者は、 部下が果たすべき貢献についても考え、 あなたに期待できることは何かと聞く、 とする。 「こうして本当のコミュニケーションが行われる。  しかも貢献に焦点を合わせることによって、  横へのコミュニケーション、  すなわちチームワークが可能になる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■優先順位を決めるための四つの原則(2)■~機会を中心に決める~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知の朝です。 新聞を取りに出てみると、 秋を感じる涼しさでしたが、 日中は相変わらず 真夏の暑さになりそうです。 長引く真夏、 猛暑疲れにお気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 優先順位を決めるために重要なものは 分析ではなく勇気だ、 とした。 上田さんはその原則について以下のとおり説明する。 ・第一に過去ではなく未来を選ぶこと ・第二に問題ではなく機会に焦点を合わせること ・第三に横並びでなく独自性を持つこと ・第四が無難なものではなく変革をもたらすものに焦点を合わせること ドラッカーは、 安易に成功しそうなものを選ぶようでは 大きな成果はあげられないとし、 膨大な注釈の集まりは生み出せるだろうが、 自らの名を冠した法則や思想を 生み出すことはできない、 と続ける。 「大きな業績をあげる者は、  機会を中心に優先順位を決め、  他の要素は決定要因ではなく、  制約要因にすぎないと見る。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■優先順位を決めるための四つの原則(1)■~勇気にかかわる原則~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知の朝。 日中は概ね晴れて、 夏の暑さは続きそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 明日のための仕事は、 それらに使える時間を上回って存在し、 明日のための機会は、 それらに取り組める有能な人の数を 上回って存在する、 とする。 上田さんは、 優先順位の分析については 多くのことが言えるが、 ドラッカーは、 重要なものは分析ではなく 勇気だというとする。 そして、 ドラッカーは優先順位の決定について、 いくつかの原則を挙げると続ける。 「そのいずれもが、  分析ではなく  勇気にかかわる原則である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■成果をあげる人とあげない人の差は(2)■~優先すべきは卓越性の追求~

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 おはようございます。 高知の朝、凄みさえ感じる朝焼け雲が、 段々と白く変わってきます。 今日はこのまま晴れる というわけでもなさそうです、 晴れの合間に振ったり曇ったり、 三連休最終日、 良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの原点』から ドラッカーは、 成果をあげることは、 自らの強みを知り、 得意とする仕事の仕方を知り、 自らにとって価値のあるものを 知ればよいとした。 そしてこれに加えて、 成果をあげるための原則を知り、 何に貢献すべきかを明らかにし、 何に集中すべきかを定め、 目線を上げればよいと続ける。 上田さんは、 つまりはいくつかの習慣的な姿勢 と基礎的な方法を身につければよく、 ありがたいことに、 そのようにして目線を上げ、 卓越性を追求するとき、 仕事の質が一変するだけでなく、 自分という人間が大きく成長するとする。 「自らの成長のために最も優先すべきは、  卓越性の追求である。  そこから充実と自信が生まれる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■成果をあげる人とあげない人の差は(1)■~いくつかの習慣的な姿勢~

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 おはようございます。 朝から雨が降る涼しい高知です。 このまま一日雨、 日中は久しぶりに30度を切りそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの原点』から ドラッカーは、 成果をあげる人と あげない人の差は才能ではなく、 いくつかの習慣的な姿勢と、 基礎的な方法を 身につけているかどうかの問題である、 とする。 しかし、 組織というものが最近の発明であるために、 人はまだこれらのことに優れるにいたっていない、 と続ける。 上田さんは、 成果をあげることは習得できるし、 習得しなければならないと、 ドラッカーはいうとする。 「自らの強みを知り、  得意とする仕事の仕方を知り、  自らにとって価値のあるものを知ればよい。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■新しいポストで成功するには(2)■~重要なことに集中すること~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知の朝、 朝晩は随分と涼しくなりましたね。 今日は午後から雨模様、 三連休は行楽日和とはならないようです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から ドラッカーは、 パートナーの一人に、 アナリストの仕事を いつまでやっているのか、 とこっぴどく叱られた、 とした。 そこでドラッカーは、 仕事の内容も仕事の仕方もすっかり変え、 その後は仕事を変わるたびに、 冒頭の自問を繰り返してきた、 と続ける。 上田さんは、 前の仕事で有能だった人の多くが、 実力を発揮できなくなっているのは、 能力が落ちたのではなく、 前の仕事の仕方をしているために そうなっている、 とする。 ドラッカーは次のとおり説く。 「新しい任務で成功するうえで必要なのは、  卓越した知識や卓越した才能ではない。  それは、新しい任務が要求するもの、  つまり新しい課題において  重要なことに集中することである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■新しいポストで成功するには(1)■~何をなすべきか~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知の朝、 朝は随分と涼しくなりましたね。 今日も一日晴れて、 相変わらづの真夏日となりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から ドラッカーは、 自分自身が仕事を変わるたびに、 新しい仕事で成果をあげるには 何をしなければならないかを 自問している、 とする。 上田さんは、 ヒトラーが権力の座に就いたドイツでは、 教壇に立つことも文筆に 生きることもできないことを知って ドラッカーは英国に渡ったのだ、 とする。 そして、 保険会社で証券アナリストを務めた後、 マーチャントバンクで パートナー補佐の仕事に就くが、 三か月ほどして、 パートナーの一人に、 アナリストの仕事を いつまでやっているのか、 とこっぴどく叱られたのだ、 と続ける。 「パートナー補佐として  成果をあげるには  何をなすべきと思っているのか。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■「成果をあげる能力」は習得できる(2)■~欲という落とし穴~

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 おはようございます。 快晴の高知の朝です。 今日も一日晴れ、 真夏日となりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願い。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 仕事において成果をあげるための 三つの簡単な習慣を示す。 二つ目は、集中することであり、 これも簡単なことに見えるが、 そうではなく、 集中するには優先順位を 決めなければならない。 第三に、目線を高くすることで、 世のため人のためという 目線の高さがなければ飛躍は無理であり、 必ず欲という落とし穴に落ち込む。 上田さんは、 もう一つドラッカーが口を酸っぱくして 説くものがあると続ける。 「成果をあげるための必須の資質として、  真摯たることである。  これなくして成果を望むことは不可能である。  成果をあげることは習得できる。  『そして習得しなければならない。』」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■「成果をあげる能力」は習得できる(1)■~成果をあげる三つの習慣~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝です。 黒く大きな雲が空を覆っています。 しかしこの雲も間もなく消えて、 日中は晴れて真夏の暑さです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 知識があって、 理解力があり、 懸命に働くだけでは十分でなく、 成果をあげるには、 これらとは違う何かが必要である、 とする。 そして、 仕事において成果をあげるには、 特別の才能や適性は必要なく、 いくつかの簡単なことを行うだけでよい、 と続ける。 そのためには、 簡単な習慣を身につければよいとし、 三つの習慣を示す。 「第一に、貢献を考えることである。  これは簡単なことのように思えて  実はそうではない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 2「貢献」が能力を伸ばす)

■得意な仕事の仕方を向上させる(2)■~読む人間か聞く人間か~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝、 道路が濡れています。 今日は一日雨模様、 日照が少ない分気温は あまり上がらないようです。 でもピークでは30度超えの様です。 火曜日、今日も一日よろしくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から ドラッカーは、 人は強みを発揮する仕事で 成果をあげるように、 得意な仕事の仕方で 成果をあげる、 とした。 そして、 仕事の仕方について 初めに知っておくべきなのは、 自分は読む人間か、 それとも聞く人間かであり、 次に知っておくべきは 得意とする学び方である、 と続ける。 吉田さんは、 世界中のあらゆる学校が、 学び方には唯一の正しい方法があり、 それは誰にとっても同じ との前提に立っているが、 それは間違いであるとする。 さらに、仕事の仕方としては、 人と組むほうがよいのか、 一人のほうがよいのか、 大きな組織で働くほうが仕事ができるのか、 小さな組織のほうができるのか、 意思決定者と補佐役のどちらで 成果をあげられるのかをも 知らなければならないとする。 ドラッカーは次のとおり指摘する。 「今さら自らを変えようとしてはならない。  うまくいくわけがない。  自らの得意とする仕事の仕方を  向上させていかなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■得意な仕事の仕方を向上させる(1)■~得意な仕事の仕方~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知、 蒸し暑い朝です。 一日晴れて、 真夏日となりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から ドラッカーは、 驚くほど多くの人たちが、 仕事にはいろいろな仕方があることを知らない、 とする。 そして、 そのため得意ではない仕方で仕事をし、 成果があがらないという結果に陥っている、 と続ける。 ドラッカーは、仕事上の個性は 仕事に就く前に形成されているという。 「人は、  強みを発揮する仕事で成果をあげるように、  得意な仕事の仕方で成果をあげる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■自らの強みを知るための便利な法(2)■~成しとげるのは強みゆえ~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知の朝、 今日も真夏日、寒暖差に気を付けましょう。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『P・F・ドラッカー経営論』から 上田さんは、 14世紀にドイツの 無名の聖職者が始めたという フィードバック分析なるものを ドラッカーは教える、 とした。 そしてそれは、その150年後、 カトリックのイエズス会の創設者 イグナチウス・ロヨラと、 プロテスタントのカルヴァン派の創設者 ジャン・カルヴァンが、 奇しくもほぼ同時期に採用し、 弟子たちに実行させたものだった、 と続ける。 具体的には、 なんの変哲もない手法であるが、 何か少しでも大きなことを始めるときは、 その期するところを 箇条書きにメモしておき、 9か月後、期待したものと 実際の結果を比べるというものだ。 「二、三年で自らの強みがわかる。  継続すれば強みの変化までわかる。  『何事かを成しとげるのは、強みゆえである』」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■自らの強みを知るための便利な法(1)■~農民の子は農民、職人の子は職人~

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 おはようございます。 今日も晴れた高知の朝、 朝晩は随分と涼しくなりましたね。 今日も一日晴れて、 真夏日となりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『P・F・ドラッカー経営論』から ドラッカーは、 人類の歴史において、 ほとんどの人たちにとっては、 自らの強みを知ったところで 意味がなかったとする。 そして、 それまでは生まれながらにして 地位も仕事も決まっており、 農民の子は農民となり、 職人の子は職人になっていた、 と続ける。 ところが今日では、 選択の自由があるので、 自らの適所がどこであるかを知るために 自らの強みを知ることが 必要になっているとする。 「こう言ってドラッカーは、  14世紀にドイツの無名の聖職者が始めたという  フィードバック分析なるものを教える。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■なぜ知識労働者の活躍期間は長いのか(4)■~すべてが初めての挑戦~

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 おはようございます。 夜明け間近の高知の朝、 晴れた空に薄紅色の細い雲が浮かんでいます。 今日も一日晴れて、 真夏日となりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から 上田さんは、 知識労働者が主役になったということは、 彼らが自らの組織に 繁栄をもたらすべき存在であるにとどまらず、 組織の寿命さえ超えて活躍していくべき 存在になったということである、 とした。 したがって、 在職中はもちろん、 退職後の第二の人生のためにも、 新しいキャリア、 新しいアイデンティティ、 新しい環境を用意して おかなければならないと続ける。 ドラッカーは、 すべてが初めての挑戦だが、 むずかしいことではないとし、 さらに続ける。 「だが知識労働の生産性こそ、  一人ひとりの人間、  一つひとつの組織が成功を続けるうえで  不可欠のものである。  これからの数十年にわたって、  知識労働者として活躍する人としない人、  知識経済において繁栄する組織と  しない組織の差は歴然となる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■なぜ知識労働者の活躍期間は長いのか(3)■~組織の寿命さえ超えて~

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 おはようございます。 未明の空、 東からだんだん明るくなってきた高知です。 朝晩は過ごし易くなりましたが、 日中は真夏の暑さとなりそうです。 気温変化にお気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から 上田さんは、 組織にとって、 唯一の意味ある競争力を左右する者が 知識労働者であり、 彼らは定年が延びてもそれ以上に 元気なままの人たちである。 とした。 そしてむしろ会社のほうが、 競争に負け、 あるいは競争に勝っても 産業構造の変化に 置いてけぼりを食うのだと続ける。 さらに、 欲に目のくらんだトップが 会社をつぶし、 あるいは同じく目のくらんだ 外国の投資機関のとばっちりを受けて 会社がつぶれるのだとする。 「知識労働者が主役になったということは、  彼らが、  自らの組織に  繁栄をもたらすべき存在であるにとどまらず、  組織の寿命さえ超えて  活躍していくべき存在になったということである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■なぜ知識労働者の活躍期間は長いのか(2)■~元気なままの人たち~

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 おはようございます。 青空が広がる神戸の朝です。 昨日の神戸は、 曇って、雨降って、 厳しい日射が一巡する天気でしたが、 今日は朝から快晴、 暑くなりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から 上田さんは、 今では想像もできないことになったが、 かつては働く者のほとんどが 肉体労働者だった、 とした。 そして、 当然のことのように、 定年のころには疲れていて、 退職後も、 それほど長く 動き回れるわけではなかった、 と続ける。 さらに、 これに対して会社のほうは盤石だったが、 今では、働く者の多くが 身体ではなく頭を使う知識労働者となり、 組織にとって、 唯一の意味ある競争力要因が 知識労働の生産性である、 とする。 「それを左右する者が知識労働者である。  会社を引っ張り、  定年が延びてもそれ以上に  元気なままの人たちである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■なぜ知識労働者の活躍期間は長いのか(1)■~組織よりも長生きする~

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 おはようございます。 神戸に遊びに来てます。 昨日は高知にも増して 厳しい日差しでしたが、 今日は曇り空、涼しい朝です。 火曜日、良い一日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの条件』から ドラッカーは、 働く者、特に知識労働者の 平均寿命と労働寿命が急速に伸びる一方、 雇用主たる組織の平均寿命が短くなったとする。 そして、今後、グローバル化と競争激化、 急激なイノベーションと 技術変化の波の中にあって、 組織が繁栄を続けられる期間は さらに短くなっていくと続ける。 さらに、 これからは、ますます多くの人たち、 特に知識労働者が、 雇用主たる組織よりも 長生きすることを 覚悟しなければならないとする。 「会社のほうとしても、  寄りかかりの社員ばかりでは困る。  今では想像もできないことになったが、  かつては働く者のほとんどが肉体労働者だった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■仕事に飽きたときには(2)■~新しい土に植え替える~

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 おはようございます。 晴天の高知の朝です。 9月に入って朝の空気が 涼しくなりました。 日中は晴れて暑くなりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『乱気流時代の経営』から 上田さんは、 知識労働には習慣性があるが、 同じ仕事では情熱を持って 働き続けることができない、 とした。 そして、 すでに企業、政府、軍、大学では 再充電、リフレッシュ、大学院が 話題になっており、 いかなる知識労働の仕事も、 あまりに長く就いていれば飽きる、 と続ける。 ドラッカーは、 今日あらゆる組織に、 同じ仕事をあまりに長くしていたため 欲求不満に陥っている人たちが 大勢いるという。 「企業という最も柔軟で流動的な組織さえ、  人を同じ仕事、  同じ環境に閉じ込めようとする。  閉じ込められるほうは飽きる。  燃え尽きたのではない。  違う種類の問題を与えられ、  新しい土に植え替えられることが必要なだけである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■仕事に飽きたときには(1)■~第二の人生の用意~

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 おはようございます。 青空が広がる高知の朝です。 窓からは、 台風一過の涼しい風が入ってきます。 我が家のあたりは穏やかなままでしたが、 台風の直接の影響、遠隔豪雨による影響で 全国的に多くの被害が出ています。 お見舞い申し上げます。 台風はまだ東海道沖に停滞中、 今後東海地方に上陸し北上する見通し。 豪雨予報の地域もありますので引き続き警戒して下さい。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『乱気流時代の経営』から ドラッカーは、 知識労働者はやがて 第二の仕事を探すようになるが、 一度も仕事を変えたことがなければ、 65歳で新しい職を探すことは容易でない、 とする。 上田さんは、 第二の人生の用意が 必要になるなどということは、 誰にも心構えのできていなかった 革命的な変化である、 と続ける。 そして、 既存のいかなる制度も 想定していなかった事態である、 とする。 「知識労働には習慣性がある。  そのくせ、同じ仕事では情熱を持って  働き続けることができない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)