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■イノベーションの方法論■~切実に変化を望む文化~

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おはようございます。 昨日は風の強い荒れた一日でしたが、 今日は幾分回復模様。 夜桜には上着一枚の準備を。 明日から新年度。 様々なリニューアルが行われるが、 変化を変化として捉えられなければ、 それをチャンスには変えられない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ いかに技術力や、開発能力が優秀でも、 体系的なイノベーションの方法論がなくては、 企業としての成果に結びつけることはできない。 市場がグローバルになった現在、 切実に変化を望むという企業文化が不可欠である。 第3章の要約は次のとおりである。 ①静かな革命がイノベーションの取組をドラスティクに変えた。 廃棄は頻繁に、なおかつその対象は製品だけではなく、 事業全体としなければならない。 ②イノベーションのための七つの機会は、 世界中いたるところに転がっている。 ③人材と資金の確保と投入が著しく重要性を増した。 ④組み合わせ自在の世界では、 イノベーションとコラボレーションが不可欠である。 「静かな革命がイノベーションのスケジュールを変えた。  廃棄を頻繁かつ急速に行わなければならない。  対象は製品だけではない。  事業にかかわるあらゆるものが対象となる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■イノベーションは全員の仕事■~イマジネーション・ブレークスルー~

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おはようございます。 昨日は絶好の花見日和でした。 会社の行事、盛り上がりました。 今日は雨、一休みです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ GEは「イマジネーション・ブレークスルー(想像力突破)」という戦略のもと、 プロセス志向から市場志向へと方向を転換し、 顧客とイノベーションを重視し、リスクを恐れない社風を醸成しつつある。 今日のGEでは、変化は機会であり、大急ぎで追求していくべきものとなっている。 ドラッカーは、このGEを作ったトーマス・エジソンと ヴェルナー・フォン・シーメンスこそが、 世界で最初のイノベーターだったという。 「シーメンスは、発電機を手にしたから  電気機関車を発明したのではなく、  電気機関車をイメージしたから発電機を発明したのだ。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■GEのイノベーション■~中性子爆弾ジャック~

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おはようございます。 桜の開花速度が早まってる、 急いで花見しなくては。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ GEは雑誌『フォーブズ』の企業ランキングで 1971年以来100位以内をキープしている。 このGEはイノベーションで力を発揮してきたが、 そのイノベーションはドラッカーの教えによるものだった。 ジャック・ウェルチの戦略は、 事業はすべて世界で一位ないし二位でなければならないとし、 そうでない事業は、強化するか、売るか、閉鎖した。 まさしくこの戦略は、ドラッカーの二つの問いから 得られたものだった。 一つは、「もしまだ手がけていなかったとして、 今日その事業を始めるか」であり、 もう一つは、「もしノーであるならば、どうするか」だった。 【CASE] GEジャック・ウェルチはGEの全事業を見直した。 高い成長を見込める事業を買収し、 低い成長しか見込めない事業からは手を引いた。 そのようなウェルチを「彼にはライオンの勇気があった」 とドラッカーは評していた。 「GEの創立者エジソンは、  『私は常に顧客を考えて発明してきた』といった。  電球を発明した者は他にもいたが、  発電機と電線を用意することによって  電力を産業にしたのはエジソンだった。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■戦略に合致した機会を選ぶ■~明日をつくるための機会の一覧~

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おはようございます。 桜は昨日の雨にも負けずに見ごろに向かっている。 週末は賑わうんでしょうね。 みんなの党渡辺代表の政治資金疑惑、 記者会見で使い道を、政治資金ではなく 私的用途で”もろもろ使った”に終始していた。 ”もろもろ”では通用しないことは 本人も分かっているだろうに。 他に台詞が見つからないのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ②事業戦略に合致したイノベーションの機会は何か? ”つまるところ、イノベーション戦略とは明日をつくるための機会の一覧のことである。” 【CASE】 ガラス産業の名門コーニングが倒産の危機に立ちいたったとき、 「われわれが本当に得意とするものは何か」を自問した。 答えは、「顧客ニーズに応えるためのある種のイノベーション能力」だった。 自分たちは、マーケティング企業でも、電気通信企業でもなく、 イノベーションの企業であると定義した。 そして、液晶ディスプレイとディーゼルの排気対策に進出し赤字脱却を果たした。 「イノベーションの機会が複数あったとする。 そのとき事業戦略が必要となる。 そこで事業戦略に合致した機会を選ぶことになる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■事業戦略と合致しているか?■~占めるべき地位と提供すべき価値~

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おはようございます。 花曇りの川崎の朝、 週末に向けてひと頑張りしましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーション戦略は事業戦略と合致しているか? ①市場において占めるべき地位は何か?  市場に提供すべき価値は何にか? ②事業戦略に合致したイノベーションの機会は何か? ③人材と資金は十分投入しているか? ①市場において占めるべき地位は何か?  ドラッカーは、 「未来を知る最善の方法は、自ら未来をつくりだすことである」といった。 この真意は、企業が未来に取り組む手段としての イノベーションの重要性を強調することにあった。  そしてそのためには、”新市場において占めるべき地位”と、 そこに”提供すべき価値”という二つの観点での イノベーション戦略が必要であるとした。 【CASE】 ・総力戦略:フェデラル・エクスプレスは宅配便事業という 新産業を生み出し、市場を支配したが、 二年後には、政府の郵便事業、UPS、DHLが進出してきた。 ・産業戦略:ガラスメーカーの大手コーニングの フィラメント製造設備は、電球事業という新産業を生み出した。 消費者の目からは、電球の市場を支配しているのは GEとウェスティングハウスだったが、産業を支配しているのはコーニングだった。 ・ニッチ戦略:ゲームソフトのエレクトロニック・アーツは、 マイクロソフト、任天堂、ソニーのゲーム機にソフトを供給している。 産業を支配しているのはゲーム機メーカーだが、 市場を支配しているのはソフトメーカーである。 「既存の産業において効率の向上に取り組むだけでは明日はない。  あらゆる産業が明日に焦点を合わせたイノベーション戦略を必要とする。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■事業継続の適切性■~イノベーションのプロセス~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 昨日予報通り、靖国神社の桜が5輪咲いた。 東京で開花宣言、でも今日はあいにくの雨模様。 今日は休肝日明け、予定していた研修も中止になった。 一度行ってみたかった神保町兵六に行ってみよう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーション活動としてのプロジェクトであっても、 実現可能性がなければならない。 そのためのプロジェクトの進行チェックは 常に行う必要がある。 【研究開発型製薬会社アラガン】 医薬品の研究開発は長期にわたり、 膨大な先行投資が必要でリスクも大きい。 しかし開発段階に入ったものでも その75%は製品化されない。 アラガンでは、プロジェクトの 継続、修正、廃棄について常時見直しを行い、 とくに化学試験と生体試験のあとには、 必ず費用効果分析を行っている。 「イノベーションといえども、事業としてスタートしたあとは、  独立した事業として、他の事業と同列に  その価値を評価していかなければならない。  事業としての継続が適切でないと判断すれば、  直ちに廃棄することが必要となる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■採算ではなく機会に置く■~イベーションが殺される。~

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おはようございます。 今日も昨日を超える暖かさのようですね。 花粉も大量でしょう、お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーションの成功のためには、 既存事業のマネジメントと、 イノベーション活動のマネジメント双方を 実行しなければならない。 しかも、それぞれのマネジメント方法は異なる。 イノベーション活動のマネジメントでは、 たとえ生煮えのアイデアあってもそれを 応援しなければならない。 イノベーション活動を既存事業の基準で判断すると、 不採算事業として即刻中断され”イベーションが殺される”。 「六歳の子供に60キロの荷物を背負わせてはならない。  イノベーションにおいては、  採算ではなく機会を中心に置いたマネジメントが必要である。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)