■第7章 イノベーションのリスク(9)■~負わないことによるリスク~
おはようございます。 まぶしい日の出、 快晴の高知です。 明日から、はや師走。 何かと気忙しくなりますね。 体調に気を付けて一年を締めくくりましょう。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『創造する経営者』 ドラッカーは、 全身作用の新薬の開発には、 治療ではなく殺人のリスクがあるが、 それは、製薬にたずさわるには 負うべきリスクである、 とした。 そして、 負わないことによるリスクの典型的例は、 革新的な機会に伴うものだが、 その古典的な例が、 第二次大戦後のG E の 原子力発電への進出だったとする。 「G E は、原子力を経済的な 電力源にできる可能性は低いと見ていた。 しかし発電機メーカーとしては、 万一実用化されたとき 取り残されるというリスクを 負うわけにはいかなかった。」 (『変革の哲学』 第7章 イノベーションのリスク)