■なぜドイツとイタリアなのか■~その社会的、政治的要因~

おはようございます。

今日も雨で始まった川崎の朝です。
季節外れの台風が近づいており、
来週にかけて天候が気がかり。

ひまわり8号による詳細な気象観測により、
早めの対応が可能になりましたね。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

ドイツとイタリアにおいて、
なぜ大衆はヒトラーとムッソリーニを熱狂的に支持し、
民主主義の崩壊を招いたのか?
なぜドイツとイタリアなのか?

ドラッカーは、そこには両国が共通して持つ
社会的要因、政治的要因を示す。

19世紀の両国において、
大衆の連帯をもたらしていたものは、
民主主義運動ではなく国家統一運動だった。
ブルジョア秩序は、
国家統一のための手段として
受け入れられたにすぎなかった。

両国では、ブルジョア秩序の信条や標語のなかに
国民感情に訴えるものがなかったのだ。



「そこには、公約とその実現に対する関心しかなかった。

 民主主義そのものが、

 大衆の心にいかなる情緒的愛着も伴っていなかった。

 当然、その実体が無効であることが明らかになるや、

 それらの信条や標語は存在しないも同然となった。」

~『イノベーターの条件』
(2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

























































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