■社会転換の世紀■~意味のない殺人、意味のない恐怖~

おはようございます。

薄曇りの川崎の朝。
昨日の雷雨の名残のように、
湿気の多い暑い一日になります。

花火大会も各地で実施されますが、
雷雨と熱中症にお気を付けください。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

 
ドラッカーは、20世紀ほど急激な社会転換を経験した世紀は、
有史以来初めてであり、
その特徴は、この社会転換の
多さと激しさであるとする。

むかしは、小さく緩慢な社会転換でさえ、
内戦、反乱、精神的、心理的な危機を
引き起こしていたが、
今世紀の激しい社会転換は
いかなる波紋も起こさなかった。

20世紀は世界大戦、内戦、人種抹殺、大虐殺、
大量拷問など残虐非道の世紀だったが、
それらの殺戮と恐怖は、すべてが意味のない殺人であり、
意味のない恐怖だった。

”ヒトラー、スターリン、毛沢東ら今世紀の悪の天才は、
破壊はしたが、何も生み出さなかった。”

ドラッカーは、
今世紀が明らかにしたことがあるとすれば、
それは政治の不毛であるとする。



「人類に対し、永続的あるいは

 永久的と言ってもよい影響をもたらしたものは、

 ハリケーンの荒れ狂う海面の下にある

 海流のごとき社会転換のほうだった。

 海面上の暴力的な政治事変ではなく、

 海直下の社会転換が、

 社会、経済、コミュニティ、政治を変えたのだった。」


~『イノベーターの条件』
(3章 20世紀の変化の本質は何か)


























































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