■個人の豊かな自由の保証■~雇用の安定性を制度化すること~

おはようございます。

薄曇りの川崎の朝、
雨の心配はなさそうですが、
一日ぱっとしない天気の様ですね。

今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは最後に、
アメリカ流のアプローチが教えてくれるのは、
アメリカの制度のもとでは
実際に存在している雇用保証の数は、
一般に認識されている数より多いということだ、
とする。


そして、さまざまな研究によれば、
大恐慌の時代でさえ、
大多数の企業で働く労働者の
70パーセント以上の人たちには、
自分の仕事を失ってしまう危険など
まったくなかったと続ける。


別の言い方をすれば、大恐慌の間でさえ、
従業員の間に雇用保証に対する
大変な恐怖心が蔓延していたにもかかわらず、
従業員が自発的に転職してしまうという問題があった。


要するに、問題は、産業のパターンを
雇用が不安定で手のつけられない状態から、
もっと安定した状態に変えればよい
というところにはなく、
現在非常に高い水準にある雇用の安定性を一層強固にし、
はっきり見えるようにして制度化することにある、
とする。



「そのためには、個々の企業を強くし、

  経済を強くし、生産性を向上させ、

  そして個人のチャンスを増やし、

  個人の豊かな自由を保証するといった方法を

  とればよいのではないかと思います。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1950年代)




















































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