■責任なき権限と権限なき責任■~本を認めなかった理由~

 おはようございます。


今朝もすでに小雨、

どんよりとした暗い高知の空です。


このまま明日にかけて、

こんな感じの様ですね。


火曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




スローンは、

権限と責任は対で

権限を持つべきでないと言うのであれば、

責任についても言ってはならず、

逆に責任を持つべきでないというのならば、

権限について言ってはならないと思う、

と言った。



そしてスローンは、

この考えをマネジメントの

原則としていた、

と続ける。



ドラッカーは、

もちろんこれは、

政治理論と政治史が最初に教えることで、

責任なき権限に正統性はなく、

権限なき責任にも正統性はなく、

いずれも専制を招く、

とする。




「スローンは、


 プロのマネジメントとして


  権限を求めたが、


 プロとしての責任も負っていた。


 彼は、その権限をプロとしての


  マネジメントの領域に限定し、


 他の領域では責任を持つことを


  拒否したのである。


 スローンが私の本を認めなかったのも


  そのためだった。」



(3 アメリカの日々14章プロの経営者、アルフレッド・スローン)

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