■裸の王様に■~ベストを尽くせるお膳立て~

 おはようございます。


東の空がほんのりと

茜色に染まり始めた、

高知の朝です。


暖かい日が続きますね、

今日も20度を超えた

暖かい一日になりそうです。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




スローンはドラッカーに、

35人の副社長がいるが、

誰かの力を借りなければ、

決定のできないような者は

一人もいないので、

正しいと思うことは

そのまま提案するように、

と言った。



そして彼は、

たしかにその通りで、

ドラッカー研究に価値があるとは

一度も思ってくれなかったが、

いつも助け、

ベストを尽くせるよう

お膳立てをしてくれた、

と続ける。



スローンは本当に

あらゆる会議に出させてくれ、

会議の後そのまま

彼の部屋へ引っ張り込み、

質問や意見はないかと聞いた。



そこで、あるとき

ドラッカーのほうから、

何を意見しても

50年の経験があるので

気にしないのではないか

と言ったところ、

彼は次のとおり答えた。




「50年もトップにいると、


 何でもわかった気になってしまいます。


 したがって、裸の王様になっていないか


 確かめる必要があるんですよ。


 中の者はなかなか言ってくれませんのでね」




(3 アメリカの日々14章プロの経営者、アルフレッド・スローン)

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