■技術と産業構造の継続性■~ヴィクトリア朝の遺産~

歩いてきましょう。

おはようございます。
快晴の川崎の朝です。

10月も後半入り、今週も頑張りましょう。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、産業構造と技術が1900年初頭から
変わっていないとした。

そして、この50年間、
技術と産業構造に見られた継続性は、
その前の50年間における
乱気流とは際立って対照的であると続ける。

第一次大戦前の50年間が、
今日の産業文明の基礎となる発明を生み出した。

1550年代から60年代にかけて、
合成染料、有機化学工業、発電機が世に出、
1570年代には、エジソンによって
電球と写真術が発明された。
また、タイプライターと電話機が現れ、
女性に職場を与え、婦人解放と婦人参政権をもたらした。

そして、1880年代には自動車が生まれ、
アルミニウムが現れ、紙以来の新素材として
合成ゴムが生まれた。



「今日の産業のほとんどは、

 第一次大戦以前の半世紀になされた

 発明発見の延長線上にある。

 この継続性は、その後の産業構造に

 安定をもたらした。

 19世紀の発明は、ほとんど一夜にして

 大産業や大企業を生んだ。

 それらのものは、今日に至るも

 大産業であり大企業である。」


~『イノベーターの条件』
(Part2 1章「継続の時代」は終わった)






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