■重要な競争力要因■~為替レートによって決定される。~

おはようございます。
雲の多い川崎の朝、
今日は一日、雨が降ったり曇ったり。

傘をお忘れなく。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、実物経済と
シンボル経済は分離するとした。
では、その結末はどのようなものとなるのか。

経済学は、この二つの経済は
再び一致するものと結論付けるが、
それがソフト・ランディングと
ハード・ランディングの
いずれによって得られるかについては、
見解は分かれたままである。

ドラッカーは、二つの経済が
分離したということは、
経済理論においても経済政策においても、
為替レートを重要な競争力要因として
扱わなければならないことを意味するとする。

経済学では、賃金コスト、原材料コスト、
エネルギー・コスト、輸送コストなどの競争力要因が、
為替レートを決定するとしている。

しかしこれからは、
為替レート自体が大きなコスト要因となり、
競争力は為替レートによって決定される。
しかも、それはまったくコントロールできない。


「海外において活動を行う企業は、

 海外での売上げによってもたらされる収益、

 国内の生産活動のための資金、

 海外への投資の三つのすべてについて、

 為替変動から自らを守る必要がある。」


~『イノベーターの条件』
(Part2 2章 世界経済の変貌がもつ意味)









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