■愛国心から排他主義へと堕す。■~市民性のない社会は空疎~

おはようございます。

今日も秋晴れ、
気持ちの良い青空の広がる
川崎の朝です。

ノーベル文学賞、またハルキスト達は
涙を呑む結果となった。

村上春樹作品の独自の世界に、
世界中に多くのファンが魅了されて止まない。
にも拘わらづ、毎年受賞できない。

春樹ワールドは、
ノーベル賞基準に馴染まないのかな。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、今日のような大国家では、
政府のすることに対して、
一人ひとりの人間が影響を与えることは
できないとした。

そして、投票と納税以外には、
世の中に影響を与えることも
行動を起こすこともできないとする。

社会に市民性がなければ、
社会を社会として統合するための
責任あるコミットメントはありえない。

世の中をよくすることから生ずる
満足や誇りもありえない。

社会に市民性がなければ、
その政治機関を、国家と呼ぽうが
帝国と呼ぽうが権力となるにすぎない。

ドラッカーは、資本主義後の社会を
ポスト資本主義社会と定義する。
その急激な変化と危険の時代において
政治が機能するためにも、
市民性の回復が不可欠であるとする。 

 

「市民性のない社会は空疎である。

 ナショナリズムは存在しうる。

 だが、市民性抜きのナショナリズムは、

 愛国心から排他主義へと堕す。」


~『イノベーターの条件』
(Part1 6章 NPOはなぜ成功したのか)


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