■迫られる経済政策の転換■~一次産品価格の崩壊~
おはようございます。
朝陽がまぶしい、快晴の川崎の朝です。
残念ながら直前で
リーグ戦失速したタイガース、
金本一軍、掛布二軍両監督を決めた。
否応なくファンの熱気は
大盛り上がりだろう。
そのプレッシャーに、
まずは打ち克たないといけないね。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、世界の一次産品経済は
工業経済から分離したが、
これは世界経済における
重大な構造変化であるとする。
一次産品価格の崩壊は、
アメリカのような一次産品輸出国であろうと、
日本のような一次産品輸入国であろうと、
先進国に大きな影響を与える。
アメリカは過去200年間、
農産物や原材料のための自由市場の確保を
通商政策の中心に据えてきたが、
これがアメリカの自由貿易の意味するものだった。
ドラッカーは、次の疑問を投げかける。
アメリカのそのような政策は今後とも意味をもつか、
それとも、アメリカの農産物や原材料の市場は衰退し、
もとには戻らないことを認めざるをえなくなるのか。
また同様に、日本にとって、
経済政策の基本を農産物や原材料の輸入に必要な
外貨の獲得に置くことは今後とも意味のあることか。
「今や、工業製品、情報、教育、医療の価格と比較して、
一次産品価格が大幅に上昇することは、
長期の大戦争でもないかぎりありえない。」
~『イノベーターの条件』
(Part2 2章 世界経済の変貌がもつ意味)
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