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9月, 2021の投稿を表示しています

■『タイム』の国際面編集者■~ドラッカーへの関心~

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 ■おはようございます。 未明の須崎の朝、 雲は浮かんでいません。 昨日までは、 ぐずついた天気が続きましたが、 今日から段々回復し、 日中は30度を超えそうですね。 関東地方は台風の影響で荒れた天気、 お気を付けください。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ヘンリー・ルース夫人の クレア・ブース・ルースは、 ドラッカーの本を読んでもいなければ、 読む気もなさそうであり、 退屈な話を止めさせようとしていた。 そして、実はルースは、 『「経済人」 の終わり』に 関心があるのではなく、 ドラッカーに関心があるのだった、 と続ける。 ルースは、 『タイム』の国際面の編集者である レアード・ゴールズボロが、 病気がちな上に、 スペインのフランコに肩入れをしすぎ、 加えて対ナチス宥和論を主張したため 面目を失っていたので、 彼を変えようとしていた。 そして、ドラッカーに次のとおり言った。 「あなたなら適任だと思うんですが。  仕事が合っているかどうか、  二、三週間うちの連中と働いてみませんか。  もし『タイム』の国際面の編集が  合っていなければ、  他のことをやってもらってもいいんですが」 (Ⅲ アメリカの日々  12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■雑誌王からのスカウト話■~経済人から肉体人の番~

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 おはようございます。 段々と青空が広がり始めた、 須崎の朝です。 涼しい朝ですが、 日中は30度近くになりそう、 体調管理にお気を付けください。 今日はお手伝いしている会社の、 代替わりした新社長の方針発表の場が持たれます。 ここからスタート、楽しみです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 『「経済人」の終わり』が出版されると、 ヘンリー・ルースから肉筆の手紙が届き、 ニューヨークの洒落たレストランで 昼食をご馳走になることとなった、 とした。 そして、ルースは、 本について突っ込んだ質問をしてきた、 と続ける。 彼は、 かなり丁寧に読んだことは明らかだったが、 夫人のクレア・ブース・ルースのほうは、 本を読んでもいなければ、 読む気もなさそうであり、 退屈な話を止めさせようとして、 ほほえみながらこう言った。 「ドラッカーさん、  経済人が終わった後は、  肉体人の番になるんじゃありませんこと?」 (Ⅲ アメリカの日々  12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■ルースからの肉筆の手紙■~ニューヨークの洒落たレストラン~

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 おはようございます。 秋らしい雲が空を覆う須崎の朝です。 今日は曇り時々雨、気温も25度まで、 ぐっと涼しくなりました。 この愚図ついた天気も週半ばまで、 来月になれば秋の好天が続きそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 アメリカを報道すべき特派員として、 『タイム』や『フォーチュン』について イギリスの新聞に記事を書くことにしたが、 土壇場になって、 昔からのしきたりに従おうとする イギリスの新聞の編集者たちによって 没にされてしまった、 とした。 しかしドラッカーは、 ヘンリー・ルースには まだ会っていなかったが、 1939年の春、 『「経済人」の終わり』が出版されると、 ルースから肉筆の手紙が送られてきた。 その内容は、 感銘したのでぜひ本について 話をしたいとのことだった。 「こうして彼と、  当時ブロードウェイで最も成功していた  劇作家である夫人の  クレア・ブース・ルースの二人から、  ニューヨークの洒落たレストランで  昼食をご馳走になったのだった。」 (Ⅲ アメリカの日々  12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■アメリカを報道すべき特派員■~土壇場になって没~

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 おはようございます。 未明の須崎、 雲が空を覆っているようで、 真っ暗です。 今日は一時雨、 涼しくなりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 1930年創刊の『フォーチュン』は、 アメリカの経済ニュースと 企業報道のスタイルを一新していたが、 とくにその会社ストーリーは、 調査報道の先駆けとなるものだった。 そして、 そのグラフィックスと広告は、 モダンな視覚をアメリカ文化に 持ち込んでいた、 とする。 一方、写真誌の『ライフ』は、 ドラッカーがアメリカに到着する 数か月前に創刊していたが、 すでにアメリカの ジャーナリズム史上最大ともいうべき 成功を収めていた。 ドラッカーは、 アメリカを報道すべき特派員として、 これらの雑誌について イギリスの新聞に記事を書くことにし、 そのためかなりの取材をした、 とする。 「ところがこの企画は、  土壇場になって、  マスコミは他のマスコミのことは  報道しないという  昔からのしきたりに従おうとする  イギリスの新聞の編集者たちによって  没にされてしまった。」 (Ⅲ アメリカの日々  12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■絶頂期にあったルース■~唯一の全国報道機関、世論形成機関~

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 おはようございます。 雲の合間に青空がのぞく須崎の朝です。 今日は一日こんな感じで、 晴れたり曇ったり、 雨の心配はなさそうですね。 FB友達から、 ”しんこ”がこの時期の須崎での おすすめと聞きました。 探しに行こう。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ルースから何度か誘いをかけられたが、 話が実を結びそうになると、 常に二人は合わないことが 明らかになるのだった、 とした。 ドラッカーは1937年にアメリカに渡ったが、 そのときイギリスの新聞の 在アメリカ特派員、 およびイギリスの金融機関の 在アメリカ投資顧問としてだった。 ちょうどその頃は、 ルースと彼の雑誌が 絶頂期にあるときで、 『タイム』は創刊15年で、 唯一の全国報道機関、 唯一の世論形成機関になっており、 ライバル誌は現れていなかった。 「一九三〇年創刊の『フォーチュン」のほうは、  アメリカの経済ニュースと  企業報道のスタイルを一新していた。  とくにその会社ストーリーは、  調査報道の先駆けとなるものだった。」 (Ⅲ アメリカの日々  12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■アメリカの日々■~ヘンリー・ルースとの出会い~

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おはようございます。 未明の須崎、 東の空があかねに染まってます。 今日も快晴の一日、 気持ちのいい秋空が広がりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ■アメリカの日々■~ヘンリー・ルースとの出会い~ 今日から「Ⅲ アメリカの日々」、 ドラッカーのアメリカでの活動が始まる。 ドラッカーは、 ヘンリー・ルースと 私的に親しかったことはなく、 家に招待されたこともない、 とする。 そして、同じ食事のテーブルに 着いたことは二度あり、 一度は最初に会ったときにレストランで、 もう一度は30年ほどして 最後に会ったときの 大きな晩餐会でだった、 と続ける。 しかしその間、 ルースとドラッカーとの間には、 何度か恋愛ごっこに似た接触があったが、 いつも誘いをかけてくるのは ルースのほうだった。 「その度に私は心を動かされた。  しかし、話が実を結びそうになると、  常に二人は合わないことが  明らかになるのだった。」 (Ⅲ アメリカの日々  12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■いや、彼女は商会のもの■~ウラジミールが共同経営者~

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 おはようございます。 未明の高知、 東の青空が少しずつ 明るくなってきました。 今日も晴れ、 気持ちのいい青空が広がる 一日になりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグはロバートに、 ファーカーソンを ウラジミールのものにしないことが、 どんなに自分勝手なことか よくわかったろう、 と言った。 これに対してロバートは、 でも彼女を愛しており、 彼女は自分のものなんです、 と答えた。 フリードバーグは、 いや、彼女は商会のものなんだと答えた。 「このようなことが一年余り続いていた。  そこへファーカーソン夫人が亡くなった。  三週間も経たないうちに、  ウラジミールが共同経営者になった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■どんなに自分勝手なこと■~ファーカーソンさんはプロ~

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 おはようございます。 高知の夜明、 東の空があかねに染まってます。 秋分の日、よく晴れて日中は真夏日、 水分補給にも気を付けたほうが良いようです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マーシャは、 ウラジミールのことで 相談する相手ができた上に、 どうウラジミールを 喜ばせたらよいかも 教われるようになるわけね、 と言った。 対して、 リチャード・モーゼルは、 しかし、マーシャは ウラジミールのそばに来る女の人には、 いつも焼きもちを 焼いていたではないですか、 と応えた。 するとマーシャは、 マリオン・ファーカーソンさんは プロなので別ですもの、 と言った。 マーシャが帰った後、 ウラジミールは部屋の片隅で 頭を抱えて文字通り唸っていたが、 フリードバーグが ロバートに次のとおり言った。 「これで、マリオン・ファーカーソンを  ウラジミールのものにしないことが、  どんなに自分勝手なことかよくわかったろう」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■フリードバーグのお気に入り■~原則なるもの~

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 おはようございます。 未明の須崎の朝です。 雲が多いようですが、 ほんのり明るくなり始めています。 高知地方、 今日は晴れたり曇ったり、 月見ができるかも。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 譲ろうとしない フリードバーグの話しに、 絶望した二人は、 マーシャに助けを求めたが、 そのマーシャの父親は鉱山技師で、 ロシアから亡命してきたとき、 フリバーグの紹介で 南アフカの鉱山会社に 就職していたのだった。 そのとき顔を合わせて以来、 彼女はフリードバーグの お気に入りになっていた。 しかも、ウラジミールを フリードバーグに紹介したのが マーシャの父で、 事務所へやって来たマーシャは、 フリードバーグの言う 原則なるものについて説明された。 すると彼女は、 アーネストおじさんと 呼びかけたが、 そう呼びかけることのできるのは、 彼女だけだった。 「何から何までお考えになっていらっしゃるのね。  これで私も、ウラジミールのことで  相談する相手ができたというわけね。  おまけに、どうウラジミールを  喜ばせたらよいかも  教われるようになるわけね」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■床を踏み鳴らして出て行った。■~ポストにくっついている~

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 おはようございます。 薄い雲の合間に 青空がのぞく須崎の朝です。 好天が続きましたが、 今日明日は少し崩れそうですね。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ リチャード・モーゼルの提案により、 ファーカーソン夫人本人の 意向を聞いてみたところ、 夫人は猛烈に怒り、 なんたる侮辱だ、 と叫んだ。 そして彼女は、 床を踏み鳴らして出て行った。 しかしフリードバーグは譲らず、 ファーカーソン夫人は、 共同経営者のポストに くっついているというのが原則で、 ウラジミールは立派に そのポストを手に入れた、 と続ける。 そして、絶望した二人は、 あろうことかマーシャに助けを求めた。 「マーシャの父親は鉱山技師であって、  ロシアから亡命してきたとき、  フリバーグの紹介で  南アフカの鉱山会社に就職していた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■先に気持ちを言うのは男■~なんたる侮辱~

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 おはようございます。 東の空が朝焼けで 染まり始めた高知の朝です。 日中は30度、相変わらずの熱中症注意、です。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マーシャはウラジミールが マーシャを愛する以上に ウラジミールを愛していた。 そして兄の リチャード・モーゼルのほうは、 用心して、二人の若者と フリードバーグとのやり取りには 加わらなかった。 しかし話が行き詰まったのを見て、 やむにやまれず、 ファーカーソン夫人ご本人の 意向を聞いてみたらどうかと提案した。 それを聞いた夫人は、 猛烈に怒り、 なんたる侮辱だ、 と叫んだ。 「レディーに向かって  愛情を先に聞くとは。  先に気持ちを言うのは男でしょ。  返事はそれからします」。 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■ウラジミール以上に愛していた。■~かなりの焼きもち焼き~

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 おはようございます。 既にまぶしい陽が射す高知の朝です。 今日は快晴の一日、気温も33度予報、 熱中症に注意です。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ウラジミールは、 愛するマーシャと 結婚したばかりで、 彼女はロシア的で、 あどけない顔をしたもの静かでありながら、 しっかりした女性だった。 そのマーシャもまた、 ウラジミールが マーシャを愛する以上に ウラジミールを愛していた。 結婚して二年経っており、 子供も生まれていたが、 人目のないところでは 手を握り合い、 ドアの陰でキスをしていた。 「しかもマーシャは、  かなりの焼きもち焼きであって、  あらゆる女性が愛するウラジミールに  気があると疑っていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■『戦争と平和』のナターシャ■~頭痛が始まり吐き気がする~

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 おはようございます。 高知の朝は雲が多い中、 まぶしい日が射し始めました。 昨日は高知西部で床下浸水が 起こるほどの大雨でした。 異例の台風14号は、四国を縦断し、 さっき紀伊半島に再々上陸した模様。 これから台風のまま関東に向かう様ですので、 注意して下さい。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグは、 ウラジミールを 共同経営者にするためには、 ファーカーソン夫人を引き継ぐことが 条件だとしたが、 当のウラジミールは彼女が苦手で、 同じ部屋に居合わせることすら できなかった。 そして、 どうしても同席せざるをえなくなると、 すぐに頭痛が始まり、 吐き気がし、 横にならなければならなくなった。 おまけにウラジミールは、 愛するマーシャと結婚したばかりで、 彼とタイプは逆だったが、 彼女もまた至ってロシア的で、 あどけない顔をしたもの静かな しっかりした女性だった。 「ウラジミールがトルストイの  『戦争と平和』のピエールだったとするならば、  マーシャは完全なナターシャだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■特に彼女を苦手としていた■~入って来ると部屋を出る~

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 おはようございます。 未明の須崎の朝、 強めの雨が降っています。 さっき公共スピーカーから、 大雨警報のアナウンスが流れてましたが、 台風の影響で、 そんな感じの一日になるんですね。 お気を付けください。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ウラジミールを 共同経営者にするための 契約書を見せられた フリードバーグは、 ウラジミールに ファーカーソン夫人を引き継ぐことに 触れていないと異論を唱えた。 その発言に対してびっくりした ロバート・モーゼルが猛烈に反対し、 ウラジミールもまた愕然とした。 ドラッカーは、 フリードバーグ商会には、 ロバート・モーゼルと、 アーネスト・フリードバーグ以外には、 ファーカーソン夫人を 憎からず思う者はいなかったが、 なかでも特にウラジミールは、 彼女を苦手としていた、 とする。 「そもそも、  同じ部屋に居合わせることができなかった。  彼女が入って来ると、  必ず部屋を出て行った。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■共同経営者の条件■~ファーカーソン夫人を引き継ぐ~

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 おはようございます。 薄曇りの須崎、 ぐっと涼しい朝です。 台風の名残がまだ影響を与えるようで、 今日は曇ったり、雨が降ったり、 晴れたり、らしいです。。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウラジミール・ブーニンは フリードバーグ商会で飛び抜けて しかも安定した稼ぎ手であったので、 共同経営者になる資格を 十分に持っていた、 とする。 そこでフリードバーグは、 モーゼル兄弟に対し、 ウラジミールを共同経営者にするための 契約条件を詰め、 契約書を準備するよう依頼した。 やがて彼らとウラジミールの 合意結果を見せられた フリードバーグは、 次のとおり異議を唱えた。 「ウラジミールが  ファーカーソン夫人を  引き継ぐことについて、  何も触れていないじゃないか。  今度は彼の番だよ」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■クライスラーが自動車会社?■~飛び抜けた稼ぎ手~

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 おはようございます。 未明の須崎の朝、 曇り空のようです。 今日は曇り空が多いでしょうが、 台風が接近するにつれて雨も降るんでしょうね。 水曜日、今日も一日もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウラジミールの株売買は、 一日20万株は日常のことであって、 日によっては50万株も取引することもあった、 とする。 取引は毎日締めて、 会社への報告は、 「今日は2500ポンドの利益でした」、 あるいは 「今日は調子がよく5000ポンドでした」 というものだけだった。 このようにウラジミール・ブーニンは フリードバーグ商会でも飛び抜けた稼ぎ手、 しかも安定した稼ぎ手であった。 そして、毎日彼は、 ドラッカーの机のある部屋で バックオフィスの連中と 締めの打ち合わせをしていたが、 ある日彼が部屋に入ってきたとき、 ドラッカーは資料に埋もれて 調べものをしていたが、 その時ウラジミールが 何しているのかと聞いたので、 アメリカの自動車産業で、 来年はクライスラーは好調のようですよ、 と答えた。 「しばらく黙っていた後、彼はこう言った。  『クライスラーが自動車会社?  鉄道会社だと思っていた』」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■差益を稼ぐさや取り人■~銘柄はクライスラー株だけ~

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 おはようございます。 薄曇りの須崎の朝、 まだ雨は落ちて来てませんが、 これから一日降りそうです。 朝から気温は低め、 日中も25度に届かない模様。 上着が必要ですね。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウラジミールは、 ディーラーであるだけではなく、 市場間の相場差を利用して 差益を稼ぐさや取り人だった、 とする。 しかも彼の扱う銘柄は クライスラー株一種類だけで、 上海で買った一万株をオスロで売り、 シカゴで買ったものを 翌朝アムステルダムで売ったりしていた。 彼の頭の中にはコンピュータがあり、 香港でいくらで買って アムステルダムでいくらで売れば、、 売買手数料、為替レートとその手数料、 送金料、郵送料、利子、保険料、 税金込みで64分の一ポイントの 利益があることを、 瞬時に計算できた。 「当時ニューヨーク証券取引所での  クライスラー株は、  売買高一位二位の人気銘柄だったが、  世界を股にかけたブーニンの売買は  それさえ上回っていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■シティの花形ディーラー■~コントラバスかトレーニングジム~

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 おはようございます。 未明の須崎の朝、 曇り空のようです。 夜明けの頃は、 随分と涼しくなりましたが、 日中は相変わらず30度、 まだまだ残暑は続きそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ウラジミールは、 明るい話し好きの ロシア人そのもので、 様々な言語にも堪能であった。 ウラジミールは フリードバーグ商会の 花形ディーラーで、 証券取引所近くに 自分の事務所をもち、 午後ニューヨーク市場が開くまで 電話と電報を使って そこで仕事をしていた。 そしてその後会社に戻り、 ダンベルで日課のトレーニングを行ない、 一日の取引の記録をつけ、 共同経営者に一日の成果を報告した。 「その後はコントラバスを抱えてリハーサルに行くか、  筋力トレーニングにジムへ行くかだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■話し好きのロシア人そのもの■~外国語の進歩が早く流暢~

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 おはようございます。 高知の朝は既に小雨が降ってます。 午前中は雨模様で、 しばらくこんな天気が続きそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ロバートにとっての 唯一の親友となった ウラジミールは、 ファーカーソン夫人の一件の後で 召集され、 終戦時には大佐にまで昇進した。 そのウラジミールは、 明るい話し好きの ロシア人そのものだった。 彼は、英語、ドイツ語、フランス語、 ポーランド語、チェコ語、スペイン語、 オランダ語、イタリア語などの外国語が得意で、 いずれも進歩が早く流暢だった、 とする。 「ただしいずれにもロシア語の訛りが入った。  しかし、なぜか、彼のロシア語には  英語の訛りが入っていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■ロバートの唯一の親友■~海図技術者の子~

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 おはようございます。 薄い雲がかかる高知の朝です。 朝晩はいくらか涼しくなりましたが、 日中はまだまだ暑い日々です。 今日は一日曇り、 しばらくこのような天候が続きそうです。 土曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ウラジミールは、 ファーカーソン夫人の 一件の後に召集され、 終戦時には大佐にまで昇進した。 彼の来歴は、 海図技術者の子として ペテルスブルグに生まれ、 父親は、ボルシェビキの革命を逃れて イギリスへやって来たというものだった。 ウラジミールは、 パブリック・スクールを出て、 すぐフリードバーグ商会で働き始めたが、 その年はちょうど、 ロバート・モーゼルが ウィーンから修業に来た年だった。 「二人は、たちまちの内に親友となった。  とくに暗い陰があって  友達のできにくかったロバートにとっては、  唯一の親友となった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■コントラバスがバイオリンに■~ビクトリア十字章を授与~

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 おはようございます。 青空が広がる須崎の朝です。 今日は一日晴れ、朝晩は涼しく感じますが、 日中は30度まで上がりそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウラジミール・ブーニンは、 ロシアの熊のようで、 全身筋肉そのものだったとした。 そしてウラジミールは、 ヘンリー・ウッド卿のオーケストラで、 コントラバスを弾いていた、 とする。 そんな彼の腕の中では、 大きなコントラバスが バイオリンのように見えた、 と続ける。 さらにウラジミールは、 パブリック・スクール時代に 特別の教練を受け、 将校として予備役に編入されていた。 「事実、このファーカーソン夫人の  一件の後で召集され、  ダンケルクの撤退作戦では、  殿の部隊の指揮を取って  ビクトリア十字章を授与され、  終戦時にはモンゴメリー将軍麾下で  大佐にまで昇進した。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■ロバートの親友ウラジミール■~ロシアの熊のように大きい~

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 おはようございます。 高知の朝はまだ雲が残ってますが、 明るい陽が射し始めました。 このところにわか雨が続きましたが、 今日は大丈夫でしょう。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグ商会には、 ロバート・モーゼルの他にもう一人、 マリオン・ファーカーソンの死によって 人生が変わった者がいた、 とする。 それは、 ウラジミール・ブーニンであったが、 彼の場合は、 ファーカーソン夫人の死は、 一年間の悪夢の終わりを意味した、 と続ける。 ブーニンはロシアの熊のようで、 とにかく大きく、 背が高く、胸が厚く、 全身筋肉そのものだった。 「趣味が筋肉トレーニングだった。  ロッカーにはダンベルを置いてあり、  毎夕20分はトレーニングしていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■彼女の部屋にこもる生活■~モーニングに山高帽~

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 おはようございます。 青空が少ない須崎の朝です。 静かで肌に涼やかな空気が流れます。 今日は一日曇り、 時々雨が降るようです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ロバートは、 ファーカーソン夫人が死んだ後は、 結婚しなかったし、 いかなる女性とも いかなるかかわりも 持とうとしなかった。 そして、 亡くなるまでの30年、 命日は一日中彼女の部屋にこもり、 ブラインドを下ろし、 彼女からもらった数少ない手紙を 読んでいた、 と続ける。 彼女が亡くなって数週間というもの、 フリードバーグ商会へは、 モーニングに山高帽という年輩の紳士が 何人も弔問に訪れ、 ロバート・モーゼルや アーネスト・フリードバーグに、 「お辛いことはよくわかります。 私も彼女を憎からず存じておりましたので」 との意を伝えた。 「そして『ザ・タイムズ』には、  「二三年間にわたる幸せな  結婚生活を亡き妻マリオンに感謝する。  陸軍准将ナイジェル・ファーカーソン」  との死亡広告が掲載された。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■運転していた夫人は即死■~その後彼は結婚しなかった~

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  おはようございます。 未明の高知の朝、 朝焼けが見えます。 今日は午後に向けて崩れ、 夜には雨になりそうですね。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ファーカーソン夫人は、 大きな車を飛ばすのが好きで、 それも相当のスピード狂だった、 とした。 そしてある雨の夜、 フランスで時速九〇マイルで 飛ばしていたとき、 道から飛び出して立ち木に激突した、 と続ける。 後部座席にいたロバートと 運転手は軽傷だったが、 運転していた夫人は即死で、 その後数週間というもの、 ロバートは、一人にしておけないほとの 悲嘆ぶりだった。 「自責で激したと思うと、  絶望に沈んだ。  その後彼は結婚しなかったし、  それどころか、  いかなる女性とも  いかなるかかわりも持とうとしなかった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■相当のスピード狂■~ベンツやベントレーで大陸をドライブ~

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 おはようございます。 随分と涼しい須崎の朝です。 海が近いためでしょうか。 今日は一日曇り、 それでも、日中は30度を超えそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ロバート・モーゼルは、 取引その他良いことは全て、 真っ先にファーカーソン夫人 に電話で報告していた、 とした。 そして、 ロバートは車よりも 馬車のほうが好きだったが、 ファーカーソン夫人のほうは、 大きな車を飛ばすのが好きだった、 と続ける。 二人は、長い休みを取っては、 ベンツやベントレーで 大陸をドライブした。 「彼らはお抱えの運転手を連れて行った。  ところが、実際に運転をするのは  ファーカーソン夫人であって、  それも相当のスピード狂だった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■そのような彼女を崇拝■~抱き締め甘い言葉をささやく~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝です。 今日はこのまま曇り空の模様、 気温も30度は超えないようです。 ちょっと一息、でしょうか。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ロバート・モーゼルは、 ファーカーソン夫人が 株の取引で利益を出せるように、 彼女の無理な要求に応え、 様々な配慮をしていた。 しかし、 ロバートは、 そのような彼女を崇拝し、 毎日四時頃彼女と車で帰る日課で、 三時半になると、 そわそわと心配を始めた、 と続ける。 そして彼女が姿を現すと、 それまで何をしていたとしても放り出し、 抱き締め、甘い言葉をささやくのだった。 「取引その他よいことはすべて、  真っ先に彼女に電話で報告していた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■儲けを隠しているのは誰?■~彼女の口座に移すこと~

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 おはようございます。 まぶしい陽射しの高知の朝です。 今日は曇りですが、 気温は30度を越えそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ファーカーソン夫人は よく「何かいい買い物はない?」と聞き、 買った株が値上がりすると 目を輝かせて喜んだ、 とした。 しかし、 値下がりでもしようものなら、 「誰がこんなものを買ったの。 私は買ってはいませんからね」 と声を上げるため、 彼女の買った値段で、 その株をフリードバーグ個人の 口座に移すよう指示されていた。 そしてさらに、 彼女が持っていない株が 二週間ほど棒上げに 上がっているときなどには、 二週間前に買ったはずの あの株はどうしたの、 私の儲けを隠しているのは誰?、 と言った。 「そのようなときにも、  フリードバーグ個人の口座から、  彼女の言う通りであったならば  得ていたであろう額を、  彼女の口座に移すことになっていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■何かいい買い物はない?■~20歳年上の50歳~

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おはようございます。 空がどんよりと曇っている 高知の朝です。 今日も曇り時々雨、 雷の可能性もありうです。 お気を付けください。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マリオン・ファーカーソン夫人は、 金持ちのパトロンを渡り歩いていたが、 彼らの一人が、 アーネスト・フリードバーグを 遺言執行人兼彼女のパトロンに 指名して亡くなった とした。 そしてその数年後、 今度はロバート・モーゼルが 商会の共同経営者に なることの条件として、 彼女を引き受けることになった、 と続ける。 ドラッカーは、 ファーカーソン夫人は ロバート・モーゼルより20歳近く年上で、 ドラッカーが初めて会ったときには 50歳に近かった、 とする。 若い頃の面影はあまりなかったが、 しかし食べる割には太らなかった。 「化粧品で肌は荒れ気味で、  髪は紫色に染めていた。  よく「何かいい買い物はない?」と聞いていた。  買った株が値上がりすると目を輝かせて喜んだ。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■彼女にはルールがあった■~金融関係者に絞る~

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 おはようございます。 暗い空から小雨が降り始めた 高知の朝です。 日中は、曇り時々雨のち晴れ、 目まぐるしい天気の様です。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マリオン・ファーカーソン夫人は、 若い頃はお金は全部使っていたが、 無駄遣いは止めたが、 そこにはギリシャ商人のパトロンから 教わったルールがあった。 そしてもう一つ、 明らかに彼女が ルール化していることがあった。 それは、パトロンは投機家や 金融関係者に絞っていたことで、 彼女は、お金のある人がいいと言い、 本当に彼女は金鉱山、ダイヤモンド鉱山、 銅鉱山で財を成した連中などの 南アのセシル・ローズの仲間たちを 渡り歩いていた。 「ところが彼らの一人が、  第一次大戦のすぐ後、  アーネスト・フリードバーグを  遺言執行人兼彼女のパトロンに  指名して亡くなった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)

■牛缶として馬肉を売り付ける■~ギリシャ商人のパトロン~

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 おはようございます。 未明の高知の朝、 今日はいくらか雲が多く、 気温も30度を超えないようです。 今日から9月、 新しいプロジェクトがスタートします。 スタートアップが肝心ですね。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ■牛缶として馬肉を売り付ける■~ギリシャ商人のパトロン~ ドラッカーは、 ロバートの愛人 マリオン・ファーカーソン夫人は、 かなり若い頃に 囲われ者の道を選んだ、 とした。 そして彼女は、 1905年の日露戦争時に パトロンからもらったお金を 未だに失くしていないことが自慢だった、 と続ける。 それは、 ツアーの軍隊に 牛缶と称して 馬肉を売り付けたという ギリシャ商人のパトロンから 教わったことを実践したためだった。 彼女にはルールがあった。 「若い頃はお金は全部使っていたのよ。  でも、それから無駄遣いは止めたわ」 (Ⅱヨーロッパ人々 11章 フリードバーグ商会の愛人)