■お家芸にはならない■~インドへのアウトソーシング~

おはようございます。


雲を通して明るい陽が射す高知の朝です。


梅雨の晴れ間も昼まで、

午後から週明けにかけて

梅雨に戻ります。


土曜日、良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ジャック・ウェルチは、

ドラッカーから、

他社と手を組むという選択肢を

意識させられ、

GEにとってあまり興味が湧かない業務は、

他社に任せるのだ、

と言った。



そして、このようにしてウェルチは、

インドへのアウトソーシングが

一般化する20年も前に、

プログラミング業務を

インド企業に委託した、

と続ける。



プログラミングは

自社のお家芸にはならないと悟り、

これを得意とする企業を探し出したのだが、

次の言葉からも、

彼が強みをめぐるドラッカーの思想を

明快に理解していたことがわかる。






「不得意分野は決して


 一線級の人材を惹きつけないだろう。


 われわれは自社の不得意分野を、


 それを得意とする他社に任せ


 その会社の花形社員を充ててもらうことにした」


(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第8章 強みの棚卸しをする)

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