■階層制やワンマン型組織の弊害■~リーダーシップが重要~
おはようございます。
雲が多めの高知の朝です。
これから大気が不安定な時間もあり、
晴れたり、降ったり、曇ったりの
一日になりそうです。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは『ネクスト・ソサエティ』において
ひとりの卓越した経営者に頼ったのでは、
どの組織もいずれ立ち行かなくなるだろう、
とした。
そしてクレイムズは、
これは1946年刊行の著書からの引用だが、
この本では分権制の利点を
説得力あふれる筆致で説き、
階層制や、ワンマン型の組織に
反対する姿勢を示した、
と続ける。
ドラッカーは、
ヘンリー・フォードも
ワンマン経営を行ったから
経営に失敗したもので、
数十億ドル規模の企業を、
自分ひとりの力で
舵取りしようとしたため、
業績が悪化し、
ついにはGMに追い抜かれることとなった、
と考えていたのだ。
ドラッカーはまた、
リーダーシップは、
現代の企業にとっては、
ほかの組織以上に重要であるばかりか、
はるかに厄介な問題でもあると
その重要性を述べ、
さらに次のとおり続ける。
「というのも、今日の企業は優れたリーダを
数多く必要とするのだ。
しかも、手をこまねいていたのでは、
十分な能力と経験を持ったリーダーを、
十分な人数だけ揃えることはできない。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第9章 何より重要なこと)
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